デイリーF1ニュース（2017年11月5日）フェリペ・マッサ、F1引退を決断
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- フェリペ・マッサ、F1引退を決断
- アロンソ「世界最高のドライバーになりたい」
- トヨタ、「今年の」WECマシン開発を再開
それではご覧ください。
フェリペ・マッサ、F1引退を決断
フェリペ・マッサが、今年限りでウィリアムズチームを離れます。
今年のストーブリーグは、そのウィリアムズ以外にシートが残っていませんから、彼はF1を引退するしかありません。
マッサがF1引退を決断するのはこれで2度目です。
昨年のアブダビGPの後には、盛大な引退セレモニーで送り出されたマッサでしたが、ウィリアムズがバルテリ・ボッタスをメルセデスに引き抜かれてしまったため、ウィリアムズの要請により、急遽引退を撤回してF1に復帰したのでした。
今季序盤は非常に好調で、ベテランらしい貫禄ある走りを見せてくれていたのですが、後半戦では他車と接触するシーンが目立っていたのも事実です。
来季はフォーミュラEに参戦すると言われているマッサ。
空いたウィリアムズのシートに座るのは、ポール・ディ・レスタ、ロバート・クビサ、パスカル・ウェーレインなどが有力視されていますが、英国ではアルコール関連の広告に25歳以上の人物を使う必要があるとのことで、酒類メーカーのマルティーニ・エ・ロッシ社がメインスポンサーであるウィリアムズは、ドライバーペアのどちらか片方を、25歳以上にする必要があります。（そうでないとプロモーション活動ができない）
よってウェーレインは厳しいかもしれません。
Source: | f1fanatic.co.uk
アロンソ「世界最高のドライバーになりたい」
フェルナンド・アロンソは、F1を「小さな世界」だと考えているようです。
「私は世界最高のドライバーになりたい」とアロンソは言います。「そのためには、異なるシリーズで競争する必要がある。時にはF1の小さな世界から出なければならない」
「F1はモータースポーツよりも小さい。モータースポーツはF1よりも大きいんだ。モータースポーツに対する私のプランは、皆が考えているよりも壮大なものだ」
「8〜9年前からトライしてきたが、以前の上司たちには理解されなかった」
「ザック・ブラウン（マクラーレンのエグゼクティブ・ディレクター）は、モータースポーツがわれわれが考えるよりも巨大であることを理解している。われわれがインディ500で得た経験は、マクラーレンがこれまでに米国で得た価値の一部となった。それは皆にとってwin-winな状況だ」
アロンソは来年のデイトナ24時間レースに参戦することが既に決定しています。
その後はル・マン24時間レースへの参戦も計画しているようです。
もしル・マンにアロンソが参戦するとすれば、当然最高峰クラスであるLMP1クラスにエントリーするはずですが、ポルシェの撤退で唯一残された自動車メーカーであるトヨタに動きがありました。
それについては次の項目で。
Source: Fernando Alonso looking beyond the ‘small world of Formula 1’ | autosport.com
トヨタ、「今年の」WECマシン開発を再開
WEC（世界耐久選手権）のLMP1クラスからポルシェが撤退したことで、その去就に注目が集まっていたトヨタですが、今になって今年のマシン開発を再開したというのです。
通常ならこの時期には、来季のマシン開発にリソースを集中させるのが常であると、TMG（トヨタ・モータースポーツ・Gmbh）の代表であるパスカル・バセロンも認めています。
それなのに、なぜ今年のマシン開発を再開できたかといえば、2018/19シーズン用のTS050に、大幅なアップデートの計画が無いためなのだそうです。
もちろん、それがそのままトヨタのWEC撤退を意味するわけではありません。
しかし10月中に来季の参戦計画を発表する予定だったにもかかわらず、今だにアナウンスが無いことは気がかりです。
今週末に行われた上海ラウンドでも、結局発表はありませんでした。
前出のパスカル・バセロンは、LMP1の新レギュレーションが決定するまでは開発を急がないと過去にコメントしていましたが……トヨタが撤退しないかと、ちょっと心配になりますね。
Source: Toyota has restarted development of its 2017 WEC car in victory bid | autosport.com
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