シボレーコルベットZR1(C7) FRコルベット最後のモデルは驚異の765馬力!【11/13更新】

Chevroletの新車情報

シボレー・コルベットZR1が、11月末のロサンゼルス・オートショーではなく、11月14日から開催されるドバイ・モーターショーでワールドプレミアされる公算が強まっています。
「アメリカン・スポーツカーの最高峰が、なぜドバイで発表されるんだ!」と、アメリカのコルベットファンたちは怒り心頭のようです。

そのワールドプレミアを前に、C7コルベットZR1のスペックや画像が流出しました。
今回は新たに判明した、C7コルベットZR1の最新情報についてお伝えします。

更新情報

公式発表されたエクステリア画像インテリア画像を追加し、記事内の数値を公式発表されたスペックに修正しました。(2017/11/13)


C7コルベットZR1の概要

エクステリア

公式画像

セブリングオレンジデザインパッケージ」を選択した場合には、セブリングオレンジのボディカラーとなり、ブレーキキャリパーも同じ色に塗装されます。

リーク画像

CAR and DRIVER紙の情報が流出したようだ。

スパイショット

インテリア

インテリアのオプションも充実しています。
ZR1には、シートヒーターおよびシートベンチレーションを備えたナッパレザー製のシートや、カーボン製のリムを持つステアリングホイール、BOSE製のプレミアムオーディオシステム、そしてサーキットでの走行データを記録するパフォーマンスデータレコーダーなどを装着可能です。

セブリングオレンジデザインパッケージ」を選択した場合には、オレンジ色のシートベルトとステッチ、ブロンズアルミ製インテリアトリムとなります。

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スペック

パワートレイン

エンジンは6.2リッター・プッシュロッド式V8・スーパーチャージドの「LT5」です。

イートン製のスーパーチャージャーは、コルベットZ06比でRPM(1分間の回転数)あたり52%も多い空気を、エンジン内部に送り込むことができます。
しかしスーパーチャージャーの高さも約7.4cm増しているため、ボンネットにはパワーバルジが付けられています。

燃料噴射システムも新開発され、ポート噴射と筒内直接噴射(DI)を併用する方式に変更されました。

またノーズ内には、4つの熱交換器が新たに追加されているようです。
Z06(やはりスーパーチャージャー付きの過給エンジン)と比較して4つ追加とのことなので、おそらくオイルクーラーの類だと思われます。

これらの変更によってLT5エンジンは、765ps・968Nmという凄まじいパワー・トルクを発生します。
Z06のLT4エンジンも、659ps・881Nmというものすごいスペックでしたが、ZR1はそれを106ps・87Nmも上回っています。
2輪駆動のFRスポーツカーとしては、きちんとトラクション(駆動力)をかけられるギリギリのスペックでしょう。

ギアボックスは7速マニュアルトランスミッションと、8速オートマチックトランスミッションのどちらかを選択可能です。

ZR1の0-60mph(0-96km/h)加速を3秒以下でこなし、0-400mは11秒を切るタイム駆け抜けます。
最高速は337km/hです。

シャシー

磁性流体ダンパー「マグネティックライドコントロール」が標準装備されています。
路面の状況変化を1000分の1秒単位で読み取り、減衰力を適切に調整してくれる代物です。
よって街中でもそこそこ快適な乗り心地を提供してくれるでしょう。

車重は1662kgと重量級です。
Z06と比較しても、63.5kgの重量増となりました。
その重量増に対応すべく、ZR1はカーボンセラミックブレーキを標準装備(Z06はスチールブレーキを標準装備)しています。

重量増の大部分は、おそらくエンジンでしょう。
その証拠に、フロントタイヤがZ06よりも0.5インチ幅広になっています。

エアロダイナミクス

2種類のエアロパッケージが用意されています

標準装備される「ローウィングタイプ」のエアロパッケージには、小型のリアウィングが装着され、最高速度の伸びを重視した設計となっています。

オプションの「ZTKパフォーマンスパッケージ」に装備されるのは、フロントスプリッターと、大型の「ハイウィング」です。
こちらは迎角を10°の範囲で調節できるようになっており、最大で430kgのダウンフォースを生み出します。

ZR1の最大ダウンフォース量は、Z06を70%も上回るものです。
この巨大なダウンフォースにより、765psを誇るハイパワーFRのトラクションを稼いでいるのでしょう。

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価格・発売時期

発売は2018年春の予定です。
価格はまだ明らかになっていませんが、発売時期が近くなればアナウンスされるでしょう。

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