デイリーF1ニュース(2017年11月29日) アルファロメオがF1に復帰!
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- アルファロメオがF1に復帰!
- トト・ウォルフ「メルセデスのF1撤退もあり得る」
- クビサ「フィジカルはベストの状態」
それではご覧ください。
アルファロメオがF1に復帰!
アルファロメオがザウバーとジョイントし、2018年からF1に復帰します。
アルファロメオがF1に戻ってくるのは、実に31年ぶりのことです。
エントリー名は「アルファロメオ・ザウバーF1チーム」とのこと。
エントリー名の並び順は、拠出している資金額の多い順に並べるのが普通なので、アルファロメオ(つまりフェラーリ)の方が、多額のお金を出しているということになります。
実質的に、ザウバーはフェラーリのジュニアチームになったということです。
「これはアルファロメオのブランドを再構築する、重要な一歩だ」と語るのは、フィアット・クライスラーCEOであり、フェラーリ会長も務める、セルジオ・マルキオンネです。
「このスポーツが歴史を築く手助けをした伝説的なブランドであるアルファロメオは、大手自動車メーカーとともにF1に参加する」
「ブランド自体も、ザウバーF1チームの明白な経験を共有することで、技術と戦略的なノウハウの恩恵を受ける」
ドライバーは発表されませんでした。
しかしアルファロメオ=フェラーリと提携したことで、来季はシャルル・ルクレールとアントニオ・ジョビナッツィのFDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)コンビになる可能性が高そうです。
マーカス・エリクソンの立場は厳しくなってきました。
Source: Alfa Romeo returns to F1 as Sauber announces branding and technical deal | f1fanatic.co.uk
トト・ウォルフ「メルセデスのF1撤退もあり得る」
メルセデスAMG・F1を率いるトト・ウォルフは、F1の新オーナーであるリバティ・メディアのビジョンの無さに失望したと認めました。
「われわれはビジョンを見ていない」とウォルフ。「この旅路がどこに行くのか誰も知らない」
「わかっているのは、売上と利益が低下しているということだけだ。」
ウォルフはリバティ・メディアに対して、こう警告します。
「こんなシナリオもつい考えてしまう。フェラーリのようなものをだ。マルキオンネが言ったことは、すべて真剣に受け取らなければならない」
フェラーリのようなシナリオとは、マルキオンネ会長が言ったF1撤退の脅しのことです。
フェラーリに続き、メルセデスも撤退する可能性が現実味を帯びてきました。
Source: Wolff – Mercedes quitting F1 is 'conceivable’ | en.f1i.com
クビサ「フィジカルはベストの状態」
アブダビでの合同テストに参加しているロバート・クビサは、初めて2017年型のF1マシン「ウィリアムズ・FW40」で走行しました。
順位は12人中9位というもので、硬めのタイヤだったためにトップからは3.5秒遅れでしたが、100周を走破しています。
「簡単ではなかったけど、2010年にレースしていたときよりも、体のシェイプは遥かにいいんだ」とクビサは言います。
「F1は過去7年間で大きく変わったから、私は最初からのスタートだが、F1でレースしていたときに得た経験は、学習プロセスが軌道に乗るのを助けてくれた」
「ひとつポジティブなことは、車をドライビングしているときの体の反応が、普段と変わらず自然だったことだ。それは私に多くの自信を与えてくれる」
「片手で運転していると言っている人がいるけど、そうではない。片手でF1マシンを運転するのは不可能だと思う」
「しかし私の体には制限があるので、いくつかの補正を行っている。それは間違いではない」
やはり以前の状態を完全に取り戻したわけではなさそうですが、思った以上に走れているなというのが率直な感想です。
上位陣がハイパーソフトタイヤを履く中、クビサはソフトタイヤでの走行で、しかも初めてのマシンだったのに、3.5秒差というのはなかなか健闘していると思います。
でもポール・ディ・レスタを差し置いて乗せるほどかと言われると……。
クビサがよほど大きなスポンサーを持っているなら、話は別ですけどね。
Source : Kubica: I’m in physically my best shape | f1fanatic.co.uk
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