デイリーF1ニュース(2017年11月30日) パディ・ロウ「クビサのスピードについて語るつもりはない」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- パディ・ロウ「クビサのスピードについて語るつもりはない」
- 第2アメリカGPの開催地はマイアミ?
- マクラーレンの挙動が「ラリーカー」だった理由
それではご覧ください。
パディ・ロウ「クビサのスピードについて語るつもりはない」
アブダビ合同テスト2日目を、ロバート・クビサはトップから2秒遅れの7位で終えました。
初日と異なりハイパーソフトタイヤを履いたクビサのタイムは、同条件で走ったセルゲイ・シロトキン(ウィリアムズのテストドライバー)のタイムを、0.4秒上回っています。
しかしウィリアムズの最高技術責任者であるパディ・ロウは、クビサのタイムについて語ることを拒絶しました。
「(クビサの)スピードについて話すつもりはない」とロウ。「それは複雑な問題だ」
「私はあなた方(記者のこと)がそれについての答えを求めていると確信しているが、それについて私たちが議論したことは何もない」
「パフォーマンスとスピードは、本当に複雑なトピックだ。タイムシートを読むのはかなり誤解を招くので、私はそれについて話さない」
「自分たちで分析したことすらない」
ロウは今回のテストの目的が、クビサの体力面を見るためのものであり、そちらについては全く問題がないと太鼓判を押しています。
Source: Williams refuses to discuss Robert Kubica’s speed in F1 testing | autosport.com
第2アメリカGPの開催地はマイアミ?
アメリカ・フロリダ州マイアミといえば、デイトナビーチがある場所です。
デイトナ500はNASCAR最大のイベントであり、アメリカンモータースポーツにおいて最も重要な場所であると言えます。
そんなマイアミにおいて、2つめのアメリカGPを開催する計画があるようです。
F1の商業面のボスであるショーン・ブラッチスは、マイアミのフランシス・スアレス市長と、都市のイベントディレクターであるビセンテ・ベタンクールと会談し、開催場所と物流について話し合いました。
しかし実際に開催するまでには、かなりの困難がありそうです。
2年前にフォーミュラEが開催した「マイアミePrix」は成功したものの、地元の環境保護団体から賛同を得られず、2回めは開催されませんでした。
またベタンクールは「私たちにはお金がない」と語っており、開催権料を得ることも難しそうです。
ストリート・レースを増やす意向のリバティ・メディアですが、そう簡単にはいかなそうですね。
Source: Formula 1 scouts downtown Miami as potential GP venue | en.f1i.com
マクラーレンの挙動が「ラリーカー」だった理由
アブダビGPではストフェル・バンドーンのマクラーレンが、まるでラリーカーのような挙動だったといいます。
その原因は、意外なものでした。
リアディフューザーにくっついたテープだというのです。
チームによると、「ツーリングカーのチームが補修に使うようなテープ」ということですから、おそらくダクトテープでしょう。
それがバンドーンのマシンのリアディフューザーに詰まって、ダウンフォースを失わせていたのです。
最終的に幅5cm長さ20cmほどのテープが残っていたそうですが、元々の長さは50cmほどはあっただろうとマクラーレンのエンジニアは語っています。
テープの詰まりでリアのダウンフォースを失ったバンドーンのマシンは、酷くオーバーステアな状態でしたが、それでも彼は12位でフィニッシュしました。
リタイアせずに済んだのは、彼のドライビングテクニックによるところが大きいはずです。
Source : McLaren explains Vandoorne’s 'rally car’ struggles | motorsport.com
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