ランボルギーニの次世代モデルをハイブリッド化するとCEOが明言!
ランボルギーニは、次世代モデルのラインナップがハイブリッド化すると認めました。
今回はランボルギーニ社のCEOであるステファノ・ドメニカリのコメントから、ハイブリッド化を推し進めるランボルギーニの未来像に迫ります。
ランボルギーニのハイブリッドモデル投入計画
まず登場するハイブリッドは、フラッグシップであるアヴェンタドールの後継モデルです。
このモデルは引き続きV型12気筒を維持し、モーターと組み合わせたハイブリッドパワートレインを搭載します。
「次のアヴェンタドールはハイブリッドになるだろう。V12との組み合わせだ」とドメニカリCEOはグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの会場で語りました。
「この決定は、我々を他社と差別化する何かを生み出すことになる。それが非常に重要だ」
ちなみにアヴェンタドール後継モデルには、ハイブリッド無しのバージョンは用意されないのだとか。
スーパースポーツカーの設計において、妥協は許されないためだそうです。
完全にハイブリッド用の設計をするということですね。
V12は維持するが……
「次のステップはウルスだけではない」とドメニカリ。「アヴェンタドールとウラカンもハイブリッドになる。これは確実だ」
「(環境対策の)ソリューションがどのように進化するのかを見ていく必要がある。スーパースポーツカーブランドに関しては、トップレンジの車のためにV12を持ち、我々もそこにとどまりたいと思っているのは明らかだ」
「それから、ウラカンの将来のための正しいエンジンについて話し合うことができる。もちろん、V10が最優先事項だが、議論する時間がある」
パナメーラの対抗モデルは出るのか?
ランボルギーニは2008年に、エストーケという4ドアのコンセプトモデルを発表したことがありました。
ランボルギーニと同じフォルクスワーゲン・グループに属するポルシェには、パナメーラという4ドアモデルがあり、そのパナメーラにはプラグインハイブリッドもラインナップされています。
ドメニカリは「顧客に耳を傾ける必要がある。市場がどのように進化しているかを知る必要があり、なぜならこれは我々にとって非常に大事なことだ」と語るだけで、パナメーラ対抗モデルに関しては明言しませんでした。
EVランボルギーニは時期尚早
ドメニカリは、完全な電気自動車(EV)のランボルギーニに関しては、まだ時期尚早だと考えているようです。
その理由は、EVの車重にあります。
「パフォーマンスを殺すのは車重だ。新技術を導入するほど、車重をコントロール下に置き続けるために、釣り合いを取る必要がある」
また、EVがサーキットを連続周回できないということも問題視しているようです。
ランボルギーニのエンジニアであるMaurizio Reggianiは、ニュルブルクリンクの最速タイムを達成するだけでなく、それを2~3周繰り返せなければならないと話しています。
ランボルギーニはEVの車重を軽減できるような、リチウムイオン電池の代替品を探しているようです。
全固体電池や燃料電池が候補となるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。