VWゴルフ8のコースティング(惰性走行)機能がすごい! 走行時間の1/4はエンジン停止!
VW ゴルフ8には、「eTSI」と呼ばれるエンジンがラインナップされています。
eTSIは48Vマイルドハイブリッドを搭載したガソリン車で、ドライバーがアクセルペダルから足を離すとエンジンが停止する「コースティング(惰性走行)」機能が特徴です。
そのコースティング機能によりエンジンが止まっている時間が、想像以上に長いことが明らかになりました。
ゴルフ8のコースティング機能
上の動画は、ゴルフ8のコースティング機能について検証したものです。
動画内では高速道路や山道などをおよそ40分間ドライビングし、何分間エンジンが停止していたかを計測しています。
ゴルフ8のデジタル・インストゥルメントには、瞬間燃費の表示が可能です。
そしてコースティング時には、その瞬間燃費計が「Coasting」という表示に切り替わります。
動画内では、累計で9分45秒の間「Coasting」と表示されていました。
約40分の道程を走ったわけですから、走行時間の約1/4を惰性で走ったことになります。
結果、ゴルフ8 eTSIの実燃費は22.75km/Lとなりました。
ストロングハイブリッドほどではないにしろ、かなり健闘しているといえるのではないでしょうか。
ちなみにe燃費のデータでは、カローラスポーツ・ハイブリッドの実燃費が24.42km/Lとなっています。
マイルドハイブリッドでも上手く制御すれば、ストロングハイブリッド並みの燃費を実現できるようです。
なお、動画の走行ルートには山道の下りなども含まれているので、街乗りではコースティングの時間が多少減るかもしれません。
しかしマイルドハイブリッドによる電動アシストが、街乗りにおけるストップ・アンド・ゴーの燃費を大きく改善するので、トータルの燃費はさして変わらないと思います。
ゴルフ8のマイルドハイブリッドシステム
ゴルフ8のeTSIに搭載されているのは、48Vのベルト駆動のスタータージェネレーター(BSG)です。
スタータージェネレーターはエンジンに連結されており、動力はベルトを介してクランクシャフトに伝達されます。
BSGの利点は、エンジンを素早く静かに始動できることです。
そのため走行中に頻繁にコースティングしても、ドライバーが不快な思いをすることはありませんし、スムーズにエンジン駆動に復帰できます。
なお、コースティング機能が付いているのはDSG搭載モデルだけだそうです。
もちろんストロングハイブリッドと同様に、ブレーキから回生したエネルギーを48Vバッテリーに蓄えることもできます。
最大でブレーキエネルギーの40%を回生できるそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。