メルセデス・ベンツ新型Cクラス(W206)6気筒を捨てた高級車

Mercedes-Benzの新車情報

メルセデス・ベンツ新型Cクラス(W206)を発表しました。
直列4気筒エンジンのみのラインナップとなった新型Cクラスは、スポーティーな印象がより強められています。
縦型のタッチスクリーンを備えた新デザインのダッシュボードも見どころです。

今回は新型Cクラスの概要をご覧ください。


メルセデス・ベンツ Cクラス W206の概要

エクステリア

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新型Cクラス(W206)

顔つきはCLSやEクラス似。ツインパワーバルジを備えたボンネットが力強さを演出。

ヘッドライトは最近のメルセデスに共通するデザインだ。

ロングノーズに見えるように、キャビンが後方に移動されている。

先代モデル比でルーフは10mm低くなった。

タイヤはグッドイヤー製のものを履いている。

リア周りも最近のメルセデスに共通するデザインとなっている。

ボリューミーだがシンプルな造形となっている。

こちらはステーションワゴンのエステート。

実用性を重視した直線的なルーフラインがいかにもメルセデスらしい。

パワーテールゲートはもちろん標準装備されている。

ボディサイズ

各部寸法(mm)
全長 4,750
全幅(ミラー除く) 1,821
全幅(ミラー含む) 2,032
全高 1,438
ホイールベース 2,865

新型Cクラスは先代と比較して、全長が63.5mm延長され、ホイールベースも25.4mm長くなりました。全幅も10.2mmワイドになっています。

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インテリア

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新型Cクラスのインテリア

巨大な縦型タッチスクリーンが鎮座する。標準は9.5インチ。11.9インチも選択可。

コクピットだけ見るとまるでスポーツカーのようだ。

エアコン吹出口もかっこいい。

シートはスポーティーな形状をしている。センターコンソールの存在感がすごい。

ボディサイズの大型化に伴い、室内空間も前席・後席ともに広くなっています。
ただしセダンのラゲッジスペース容量(507リッター, VDA基準)は先代から変わっていません。
エステートのラゲッジスペース容量は最大1,510リッターです。

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シャシー

新型Sクラスで採用されたリアアクスルステアリングが、新型Cクラスにも搭載されています。
後輪には2.5度まで舵角が付くので、最小回転半径は5.32mまで減少しました。
60km/hを超える速度域では後輪が前輪と同じ方向に切れるため、ホイールベースが増加したのと同じ効果が生まれ、安定したレーンチェンジやコーナリングが可能となります。

サスペンションは、フロントが新開発の4リンク、リアはマルチリンクです。
スポーツサスペンションやアダプティブダンパーはオプション装備。
PHEVはリアのエアサスが標準装備となります。

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パワートレイン

スペック C180 C200 C300
排気量(cc) 1,496 1,999
出力(ps) 170 204 258
トルク(Nm) 250 300 400
0-100km/h(秒) 8.6 7.3(7.1) 6.0(6.0)
最高速(km/h) 231 246(241) 250(250)

数値はヨーロッパ仕様のもの。
0-100km/hと最高速の()内は4MATICの数値。

ガソリン車のエンジンは全て直列4気筒になりました。
全グレードに第2世代のISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)が装備されており、20ps・200Nmのアシストを受けることができます。

PHEV(プラグインハイブリッド)は、新型Cクラスの発売からやや遅れて登場予定です。
PHEVには129ps・440Nmを発生するモーターと25.4kWhのバッテリーが搭載され、WLTP基準で約100kmのEV走行が可能となります。

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運転支援システム

前走車からの車間距離を自動的に維持するアクティブディスタンスアシスト・ディトロニックは、100km/hで走行中でも路上に停車している車両に対応できるようアップグレードされました。

レーンキープを行うアクティブステアリングアシストも、対応速度が210km/hまでに拡大。
トラフィックサインアシストは道路工事の標識も認識できるようになるなど、運転支援パッケージはより高度なものとなっています。

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価格・発売日

価格はまだ公表されていません。

欧州では2021年内に発売されますが、米国では2022年初頭に発売がずれ込むようです。
日本も2022年以降になるかもしれません。

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