メルセデス・ベンツ EQXX 航続距離はついに1000km到達

Mercedes-Benzの新車情報

メルセデス・ベンツが「ヴィジョンEQXX」を発表しました。
BEV(バッテリーEV)のコンセプトカーですが、メルセデスはこれまでで最も効率的な車であると主張しています。

今回はEQXXの概要をご覧ください。


EQXXの概要

エクステリア

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メルセデス・ベンツ ヴィジョンEQXX

顔つきはこれまでのどのメルセデス・ベンツ車とも異なる。空力を重視した結果だ。

ロングテールなデザインだが、全長は4,630mmと比較的短め。

リアディフューザーは可変式とのこと。

独特な形状をしたテールエンド。

後ろから見るとショルダーの張り出し方がエグい。

これまでのメルセデス・ベンツ車とは全く異なるデザインとなっています。航続距離を伸ばすために、空力を徹底的に追求してあるからです。そのためCd値は0.17しかありません。

ボディサイズ

寸法と重量
全長(mm) 4,630
全幅(mm) 未発表
全高(mm) 未発表
ホイールベース(mm) 2,800
車重(kg) 1,750

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インテリア

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EQXXのインテリア

47.5インチの8Kディスプレイ。将来はこれが標準的になるのだろうか。

センターコンソールにはハザードスイッチくらいしかボタンが無い。

ドアプルがファブリック製なのが面白い。おそらく軽量化のためだろう。

ふかふかのフロアマット

シートは4座。持続可能な材料で作られている。

インテリアの目玉は、何と言っても47.5インチ・8Kの巨大なディスプレイでしょう。
EQSの55インチハイパースクリーンには及びませんが、EQSが3枚のパネルをつなげたものであるのに対し、EQXXは1枚のパネルで構成されています。

SDGsに配慮し、シートにはサボテンから生み出された持続可能なDessertexという素材を使用。
リアフロアは、赤ちゃん用おむつなどの埋め立てゴミから作られたプラスチックとなっています。

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パワートレイン

900Vのバッテリーパックが搭載されています。
これはメルセデスAMG F1のパワーユニットを開発しているHPP(ハイ・パフォーマンス・パワートレインズ)が開発したもので、重さは495kgしかありません。
容量は100kWhで、それ自体はEQS 450+と同じであるものの、容積は50%小さく、重量は30%も軽くなっています。

軽量な車体(1,750kg)のおかげもあり、航続距離は何と1,000kmを実現。
100kmを走行するのにわずか10kWhしか使用しません。
パワートレイン自体の伝達効率も高く、エネルギーの95%が車輪に到達するとメルセデスは主張しています。

ただしEQXXは効率を追求したモデルであるため、シングルモーターの後輪駆動車となっており、最高出力は204psと非力です。

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