BMW M4 CSL ニュルで最も速いBMW車

BMWの新車情報

BMWM4 CSLを発表しました。
2シーター化するなどして徹底的に軽量化したボディに、さらなるチューニングを施した直6ツインターボを搭載するM4最強モデルです。
ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでは、20.832kmのコース設定で7分20秒207、20.600kmのコース設定で7分15秒677というタイムを記録しました。これはBMWの生産車として史上最速のタイムだそうです。

今回はM4 CSLの概要をご覧ください。


M4 CSLの概要

エクステリア

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BMW M4 CSL。ボディカラーは専用色のフローズン・ブルックリン・グレー・メタリックが標準。

フロントスプリッターはカーボン製。

キドニーグリル内部もカーボン製だ。

ボンネットの未塗装部分はカーボンが露出しており、赤で縁取られている。

車高はM4コンペティションよりもわずかながら下げられている。

Mカーボンセラミックブレーキを装着している。タイヤはミシュラン パイロットスポーツカップ2R。

ルーフには2つの小さなフィンが付いている。

ルーフももちろんカーボン製。Mハイパフォーマンスモデルではおなじみのレシピだ。

リア周りもさらに迫力を増している。

大きなダックテールスポイラーは存在感抜群。

チタン製サイレンサーを持つクアッドエキゾースト。

テールライト内部はまるでネオン管のようなデザインだ。

ボディサイズ

寸法と重量
全長(mm) 4,794
全幅(mm) 1,921
全高(mm) 1,386
ホイールベース(mm) 2,857
車重(kg) 1,625(DIN)

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インテリア

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M4 CSLのインテリア

Mアルカンターラステアリングを装着している。MドリフトアナライザーやMラップタイマーも標準装備。

センターコンソールも軽量化のためにカーボン製。肘掛けは無い。

Mカーボンフルバケットシートは、背もたれの角度が固定。高さ調整はワークショップで行う必要がある。ヘッドレストは取り外し可能。

リアシートは除去され、荷物置き場となっている。

スカッフプレートにはM4 CSLのロゴ。

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シャシー

フロントエンドのストラットタワーバーは完全にゼロから開発され、ボディ剛性が向上しました。
また、キャンバーやダンパー、スプリング、スタビライザーのセッティングは専用のもので、車高もM4コンペティションから8mmダウンされています。
ダンパーはアダプティブMサスペンションです。

電子制御にも専用のセッティングが施されています。Mトラクションコントロールはサーキット用にチューニングされており、ドライバーはトラクションコントロール介入のしきい値を設定できます。

鍛造Mライトアロイホイールも専用のクロススポークデザイン。サイズはフロント19インチ、リア20インチです。
タイヤは特別に設計されたミシュラン パイロットスポーツカップ2R。サイズはフロント275/35ZR19、リア285/30ZR20です。

ブレーキはMカーボンセラミックブレーキ。フロントは6ピストンキャリパー、リアはシングルピストンキャリパーとなっています。

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パワートレイン

エンジンは3.0リッター・直列6気筒ガソリンツインターボです。
最高出力550psを6,250rpmで、最大トルク650Nmを2,750~5,950rpmで発生します。
クランクシャフトは鍛造品で、シリンダーヘッドコアは3Dプリンターを使用して製作されています。

トランスミッションは8速Mステップトロニック。
駆動トルクはアクティブMディファレンシャルを介し、後輪を駆動します。

パフォーマンスは、0-100km/hが3.7秒。0-200km/hが10.7秒。最高速は307km/hとなっています。

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価格・発売日

米国価格は140,895ドル(約1,800万円)から、英国価格は128,820ポンド(約2,051万円)からとなっています。

M4 CSLは1,000台の限定生産です。日本に何台割り当てられるかはわかりません。
生産は2022年7月から開始されます。

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