トヨタ 新型センチュリー SUV風のショーファーカー

トヨタの新車情報

トヨタ新型センチュリーを発表しました。「センチュリーSUV」や「センチュリークロスオーバー」といった名称ではなく、単に「センチュリー」という車名で登場しました。一方、これまで販売されていたセダンは「センチュリー(セダンタイプ)」として継続販売されます。

また、電動化されたこともトピックです。新型センチュリーにはPHEVパワートレインが搭載されています。4輪駆動かつ4輪操舵であるなど、ショーファーカーといえども走りの面にも抜かりはありません。

今回は新型センチュリーの概要をご覧ください。


新型センチュリーの概要

エクステリア

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トヨタ 新型センチュリー

真正面から見るとこれまでのセンチュリー顔に見えるから不思議

グリルはかなり手の込んだ造形。鳳凰のエンブレムは職人によるハンドメイドだ。

ヘッドライトとウインカーの光り方はこんな感じ

車体側面は織機の杼(ひ)をイメージした造形となっている

リアの方がボリューミーなのはショーファーカーならではだ

角張ったリアフェンダーが大きく張り出していることがわかる

テールライトおよびウインカーの光り方はこんな感じ

一見シンプルに見える車体側面だが、いくつものプレスラインで造形されていることがわかる。

ボディサイズ

全長5,205mm、全幅1,990mm、全高1,805mm、ホイールベース2,950mmです。車両重量は2,570kgとなっています。

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インテリア

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新型センチュリーのインテリア

メーターは12.3インチのTFT液晶

電動格納式のステップを内蔵している。なお、リアドアにはスライドドアを選択することもできる。

パノラミックルーフで開放感ある室内を実現

電動オットマン付きのリアシート。左右が独立しているため、4人乗りとなっている。

リアシートはほぼフラットまで倒すことが可能

リアエンターテイメントも完備

タワーコンソールにはアナログ時計やブルーレイディスクプレイヤーなどを備える。

後席肘掛けにあるマルチオペレーションパネルからは、空調など多彩な操作が可能。ちなみに脱着式だ。

メーカーオプションで冷蔵庫を装備することもできる

後席ヘッドレスト裏にはガラスがはめ込まれており、キャビンとラゲッジルームが完全に分離されている。

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シャシー

プラットフォームはおなじみのTNGAですが、新型センチュリーはラゲッジルームセパレート構造を採用しています。リアシート裏にはラゲッジルームセパレーター骨格が内蔵されており、ボディのねじり剛性や乗り心地が向上している他、リアシートのヘッドレスト後方には遮音機能付クリア合わせガラスをはめ込み、ラゲッジルームとキャビンが完全に分離されています。

車速に応じて後輪を前輪と同位相または逆位相に操舵するDRS(ダイナミック・リア・ステアリング)を標準装備。ショックアブソーバーの減衰力を4輪独立して制御するAVSも装備されており、乗り心地と安定感を高い次元で両立しています。

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パワートレイン

エンジンは3.5リッター・V型6気筒ガソリン自然吸気(262ps・335Nm)です。それにフロントモーター(182ps・270Nm)とリアモーター(109ps・169Nm)、容量51Ahのリチウムイオン電池を組み合わせて、PHEVとしています。システムの最高出力は412psです。駆動方式はAWD(全輪駆動)で、前後輪にトルクを緻密に配分するE-Four Advancedを採用しています。
ちなみにWLTCモード燃費は14.2km/Lです。2.5トンを超えるヘビー級の車体を持つにしては、なかなかの低燃費といえるのではないでしょうか。PHEVなので、電気のみでも69kmの距離を走行可能です。

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価格・発売日

価格は2,500万円です。

新型センチュリーは2023年中に発売される予定です。取り扱いは「センチュリーマイスター」が在籍する一部のトヨタ販売店に限られます。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。