ノート ニスモ & ニスモSを、ライバルと比較する。

ニッサン車の比較

ノートニスモS_外観

画像の出典: nissan.co.jp


意外と人気があるノートニスモとニスモS

現代社会では、自動車に経済性や環境性能ばかりが求められています。なのでノートニスモやニスモSが発表されたとき、筆者は正直「売れないだろうな」と思いました。

ノートニスモとニスモSには、LSDが組み込まれていません。トルセンLSDやヘリカルLSDすらついていないのです。つまりサーキット走行を前提としていないモデルということになります。ニスモの名前を冠しているにも関わらず、サーキット向きの車ではないのです。

走りを求めるニッチなユーザー層には、ホンダのタイプRのように過激なモデル以外受け入れられないだろうと勝手に思い込んでいた筆者は、「こんな中途半端な車、一体誰が買うんだよ」と呆れていました。経済性、環境性能、走行性能のいずれにおいても強みが無いわけですから。

ノートニスモとニスモSは、有名店の格安ランチ。

ところがノートニスモもニスモSも、意外と売れてるみたいなんですよね。数字としては発表されてないので正確にはわかりませんが、口コミやレビューの件数ではフィットRS>ノートニスモ&ニスモS>ヴィッツRSなので、そこそこ売れているのではないかと。

装備の充実度からすると、上記3車の中ではノートニスモ&ニスモSが最もお得だと思います。

車名 馬力(ps) トルク(kg・m) 車重(kg) トランスミッション JC08燃費(km/L) 価格(¥)
ヴィッツRS 109 14.1 1020 5MT/CVT 17.2/19.6 1,883,127
ヴィッツRS G’s 109 14.1 1040 5MT N/A 2,096,182
フィットRS 132 15.8 1050 6MT/CVT 19.0/21.4 1,926,000
ノート・ニスモ 98 14.5 1110 CVT 24.0 1,967,760
ノート・ニスモS 140 16.6 1080 5MT N/A 2,244,240

ヴィッツRSのCVTモデルは+8.3万円

フィットRS_外観
スペックは優秀だが、見た目はノーマル然としているフィットRS。

画像の出典: autoc-one.jp


フィットRSに迫力のあるエアロパーツはついてません。フィットRSよりノートの方が一回り大きいため重いものの、その恩恵として室内の広さがあります。ヴィッツRSを買うメリットはあまり無さそうです。

一方、ノートニスモとニスモSは、内外装と足回りに変更を加えた走りの雰囲気を楽しみたい人向けのニスモと、エンジンまで変更した本格的なニスモSというふうに、上手く役割分担されています。

ノートニスモのライバルはヴィッツRS

ヴィッツRS G's_外観
装備はノートニスモ並に充実しているヴィッツRS G’sだが……。

画像の出典: gazooracing.com


ニスモには低燃費という強みがあります。飛び抜けたスペックはありませんが、ライバルと比較すると相対的にメリットが多い「マーケティングに強い車」です。スペック的に近いヴィッツRS G’sと比較すると装備的にはほぼ互角ですが、燃費でお得感があります。RSに対しては、燃費に加え装備面でもお得感がありますね。

ノートニスモSのライバルはフィットRS

ニスモSはフィットRSと同等のスペックですが、エアロパーツや内装パーツの充実度はニスモSが圧倒的です。そのうえ足回りのチューニングもニスモSの方が本格的ですから、フィットRSとの約22万円の価格差も納得できます。

ニスモという三ツ星シェフが作る、気軽なランチメニュー。

ノートニスモ&ニスモSの中途半端なスペックは、価格を抑えて相対的なお得感を出すための「戦略」なのだと思われます。ノートニスモとニスモSは、さしづめ有名店のランチメニューのような車なのでしょう。ニスモ=本気仕様というわけではなかったのです。

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