フォード フォーカスがフルモデルチェンジ! 今もCセグメントのベンチマークか?

Fordの新車情報

第4世代となるフォード・フォーカスが発表されました。
フォードは日本市場から撤退してしまいましたが、フォーカスはCセグメントハッチバックのベンチマークですから、世界のトレンドを知るにはうってつけの1台です。

今回は新型フォーカスの概要についてお伝えします。


新型フォーカスの概要

エクステリア

新型フォーカスには外観の異なるいくつかのグレードが用意されています。

  • スポーティーな「ST-Line
  • 高級感のある「Vignale
  • SUV風の「Active
  • 装備充実の「Titanium

いずれのタイプでも、5ドアかステーションワゴンのどちらかを選択可能です。

ST-Line
大径ホイールがスポーティーだ。
ST-Lineは2本出しマフラーを装着。
Vignale
内装などの高級感がウリのグレードのようだ。
マフラーフィニッシャーがST-Lineとは異なる。
ActiveはSUV風のデザイン。
想定ライバルはスバル・クロストレック(日本名XV)とのこと。
ステーションワゴンも用意されている。
グレードはおそらくTitaniumだろう。

ホイールベースが53mm延長された他、前後のオーバーハングが短縮されたため、タイヤが4隅でしっかりと踏ん張っているデザインになりました。
全体的に力強く、ダイナミックな印象です。

顔つきは新型フィエスタと同様のデザインになったのですが、海外の自動車情報サイトのコメント欄では、キア・シードマツダ3(アクセラ)に似ているという声が上がっており、あまり評判は良くありません。

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インテリア

Activeのインテリア
ST-Lineのステアリングは握りやすい形状になっている。
ATセレクターはロータリー方式。選択ミスしやすいという話もあるが……。
ST-Lineのシートにはレッドステッチが施されている。
Vignaleのシートは本革。
リアシートにはトランクスルー機構が装備されている。
ハッチバックはリアシートを倒してもフラットにはならないようだ。
ワゴンのリアシートを倒すと広大なスペースが。でもフラットにはならない。

グレードごとに異なる加飾が施されています。
例えばST-Lineならレッドステッチ入りのシートですし、Vignaleならダッシュボードが木目調パネルです。

同セグメントのVWゴルフとは異なり、フォーカスのインテリアはあまり先進的ではありません。
メーターはアナログですし、センターコンソールには沢山の物理スイッチが残されています。

ただしインフォテイメントは先進的なもので、モバイルアプリを使用してドアロックやリモートスタートができる優れものです。
オーディオもバング・アンド・オルフセンの675W・10スピーカー(サブウーファー付き)が搭載されており、充実しています。

新型フォーカスのインテリアで最大のトピックは、広さが大きく拡大されたことでしょう。
後部座席の膝周りは50mm以上広くなっていますし、ステーションワゴンモデルのラゲッジスペース容量は最大1650リッターという大きさです。

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シャシー

C2プラットフォームに変更されました。
このプラットフォームのおかげで、新型フォーカスの車重は先代よりも最大で88kgも軽量化されています。

パッシブセーフティーも向上しており、前面衝突に関しては負荷能力が40%も向上しているそうです。

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パワートレイン

排気量(L) 燃料 最高出力(ps)
1.0 ガソリン 85
100
125
1.5 150
182
ディーゼル 95
120
2.0 150

先代モデルよりも燃費が向上しており、1.5リッター・ディーゼルの燃費は25.5km/L、1.0リッター・ガソリンの燃費は21.7km/Lと、いずれも低燃費です。

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安全装備

200km/hまでの速度に対応し、ストップ&ゴー機能も付いたアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)や、標識認識機能、レーンセンタリング、クロストラフィックアラート機能付きのブラインドスポット・インフォメーション、歩行者やサイクリストも検知できるプレコリジョン・アシスト、プリクラッシュブレーキなど、一連の安全装備はほぼ揃っています。

また、ヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)が装着されました。
このHUDは最も明るいものの1つで、最大10,000カンデラまで16段階の調整が可能です。

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価格・発売時期

エントリーグレードは17,930ポンドからとなっています。
1ポンド=150円換算だと、約270万円ですね。
最上級グレードのVignaleは、25,450ポンド(同381.75万円)です。

ヨーロッパでは2018年9月から納車が始まります。
ちなみにアメリカでの販売は2019年後半からだそうです。
フォードはアメリカの会社ですが、フォーカスはやっぱり欧州車なんですね。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。