デイリーF1ニュース(2018年6月29日)メルセデスがシャシーにも大型アップグレードを投入

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本日のニュースは以下の3本です。

  • メルセデスがシャシーにも大型アップグレードを投入
  • DRSゾーン追加にベッテル「マリオカートみたい」
  • ルノーPUに待望の予選用「パーティモード」追加

それではご覧ください。


メルセデスがシャシーにも大型アップグレードを投入

メルセデスがパワーユニットのアップグレードに続いて、シャシーにも大型アップグレードを投入します。

「これまでは多くの開発部品があったわけではないから、嬉しいよ」と喜びを語るのは、シルバーアローのエースであるルイス・ハミルトンです。

「数量よりもむしろ品質を上げることで確実にしようと、スタッフがより困難な挑戦をし、よりハードに働いてきたことを僕は知っている。だから今週末に新しいパーツを見るのが楽しみなんだ」

「間違いなく僕たちの戦いを助け、他の人たちを驚かせることができるだろう」

「今年は本当に新パーツを投入してこなかったので、重要なアップグレードは今回が最初なんだ。だから興奮しているよ」

「コースに出るのは素晴らしい。なぜなら特定のコーナーを抜ければ最初に前後のダウンフォースを感じられるので、改善を肌で感じ取れるからだ」

「僕は明日それを体験し、その改善がサーキットで機能するかどうか把握することを楽しみにしているよ」

フランスで圧勝したメルセデスがさらに速くなって、手がつけられなくならないことを祈りましょう。

Hamilton hopes hammer time has come with big Mercedes upgrade – f1i.com

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DRSゾーン追加にベッテル「マリオカートみたい」

オーストリアGPにも、3つめのDRSゾーンが追加されました。
それによってコースの半分がDRSゾーンという異常事態になっています。
しかも一部のドライバーからは、それでもオーバーテイクが難しいだろうという意見すら出ているのです。

「僕は少し困惑しているよ」と語ったのは、フェラーリセバスチャン・ベッテルです。

「僕たちは過去に退屈なレースをしてきた。それを『F1は災害だ』と言われる」

「エキサイティングなレースをすると、『F1は素晴らしく、健康的で、これ以上のものはない』だ」

「じゃあ解決策がDRSゾーンを置くことなのかというと、僕にはわからない」

「誤解の無いように言っておくと、僕も含めてマリオカートみたいなアイデアだと思う人が多くいると思う。僕も若い頃に遊んだけど、そのときみたいに人工的になるはずだ」

「オーバーテイクの役に立つかもしれないけど、他の車を抜いた後は、それほどエキサイティングではない。もし車が背後にいれば、もっとエキサイティングで緊張感のあるものになると思うし、多分ただ通り過ぎるよりも動きがあったはずだ」

DRSについてよく言われるのは、「オーバーテイクは増えてもバトルは増えない」というものです。
オーバーテイクが可能なコースでDRSを使うと、バトルの決着があっけなくついてしまいますし、オーバーテイクが難しいコースでは、DRSがあっても結局抜けないので、レースをつまらなくしているだけという見方もあります。

Drivers concerned over “Mario Kart” DRS as Red Bull Ring adds third zone – racefans.net

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ルノーPUに待望の予選用「パーティーモード」追加

メルセデスフェラーリだけが使用可能だった「予選モード」を、ルノーもようやく使えるようになったようです。

ルノー・スポールF1のマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールは、「今や我々と我々の顧客の両方が、予選モードを持っている」と胸を張ります。

「予選でもう少しパフォーマンスを引き出す前に、今は飛躍することが重要だ」

ちなみに新型のMGU-Kとパーティーモードは関係がないということですから、今回MGU-Kのアップグレードを行わないレッドブルも、予選でその恩恵を受けることができます。

レッドブルのヘルムート・マルコは、予選モードが1周あたり0.3秒のタイムアップをもたらすと見ているようです。
ポール・ポジションすら狙えそうな性能向上幅ですが、はたしてどうなるでしょうか。

Renault finally joins the 'party’ with new engine mode – f1i.com

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