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デイリーF1ニュース(2018年7月5日)マクラーレンが歴史的名車を数多く売却。背景に財政難?

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最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース
本日のニュースは以下の3本です。

  • マクラーレンが歴史的名車を数多く売却。背景に財政難?
  • ド・フェランの就任でアロンソの影響力拡大か
  • ピレリによるイギリスGPプレビュー

それではご覧ください。


マクラーレンが歴史的名車を数多く売却。背景に財政難?

マクラーレンは歴史的な車を多数所有しています。
152のレーシングカー、4台の「マクラーレン F1」ロードカー、4台のヒストリックカー、そして20台分のF1のスペアモノコックです。

マクラーレンがこれほど多くの名車を所有しているのは、彼ら自身がF1の歴史を作り上げてきたからに他なりませんが、彼らはこれらの車の多くを次々と売却しているようです。
昨年の売却額は、3,090万ポンド(約45.3億円)に及びます。

マクラーレンがこれほどの資金を必要としているのは、ロン・デニスに対する支払いをしなければならないためです。
デニスはマクラーレンを去る際に株式を手放したため、その代金(3750万ポンド)を受け取る契約になっています。

マクラーレンはデニスへの支払いを行うべく、MP4/1-1(1981年)やMP4/4-1(1988年)、MP4/8-8(1993年)などを含む13台の歴史的なF1マシンを、返済の担保に設定していました。

昨年の売却による利益は、おそらくデニスへの支払いに充てられる(もしくは充てられた)のだと推測されます。
レーシングカーやヒストリックカーの保存にはコストがかかるため、売却にはコスト削減の意味もあると思いますが、自社の歴史を切り売りして、マクラーレンはどこに行こうとしているのでしょうか。

McLaren selling off the family silver? - pitpass.com

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ド・フェランの就任でアロンソの影響力拡大か

ジル・ド・フェラン(左)とフェルナンド・アロンソ(右)

エリック・ブーリエが事実上更迭され、ジル・ド・フェランがスポーティング・ディレクターとしてマクラーレンのレースチームを指揮することになりました。

マクラーレン・レーシングのCEOであるザック・ブラウンによると、「ジルはスポーツの文脈から、チームとドライバーのパフォーマンスを最大限に引き出すためにそこにいる」のだと、ド・フェランの役割を説明していますが、抽象的すぎて具体的に何をするのかわかりません。

F1チームでスポーティング・ディレクターという役割についていた人物といえば、現FIA会長のジャン・トッドが真っ先に思い浮かびます。
彼はスクーデリア・フェラーリのトップとしてチームを率いつつ、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモロ会長(当時)からの干渉や、何かと対立していた当時のFIA会長(マックス・モズレー)などからチームを守るという、政治的な役割もこなしていました。

マクラーレンの場合は、レース部門であるマクラーレン・レーシングのトップにザック・ブラウンがいるので、ド・フェランの権限はジャン・トッドほど大きなものではなく、影響力はチーム内に限られたものになるはずです。

Motorsport MagazineMark Hughesは、「アンドレア・ステラ(パフォーマンス・ディレクター)とド・フェランの就任は、フェルナンド・アロンソの強い影響力を示している」と、SNS上でコメントしています。
アロンソの意向をブラウンが「忖度」して行われた、「お友達人事」である可能性もありそうです。

McLaren's de Ferran entrusted with maximising team and driver performance - f1i.com

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ピレリによるイギリスGPプレビュー

オーストリアGPではタイヤにブリスターが発生し大問題となりましたが、イギリスGPではどうなるでしょうか。

シルバーストンは、F1だと横荷重が5Gを超える過酷なコースです。
そのためピレリは今シーズン初のハードタイヤを持ち込みました。
また、スペインやフランスで用いられた、トレッド面のゴム厚を薄くしたタイヤを再度使用することで、熱を溜まりにくくする工夫もされています。

しかし、それでもブリスターの不安は残ります。
シルバーストンの路面が、全面的に再舗装されたためです。
ピレリがGTレースを通じて収集したデータによると、新しい路面がラップタイムを向上させたため、タイヤへの負荷も大きくなっているそうです。

天候も不安材料といえます。
英国はここ数週間非常に暖かく、週末の気温は25℃を上回ることが確実です。
路面温度がどのくらいまで上がるかはわかりませんが、状況次第ではブリスターの頻発や、最悪バーストを誘発する可能性もあります。
昨年のイギリスGPでは、フェラーリの2台が揃ってタイヤバーストに見舞われました。

In a nutshell: which tyres for the British GP?- f1i.com

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