マクラーレンの3座席ハイパーGT「スピードテール」
マクラーレンのハイパーカー「スピードテール」が、403km/hの最高速度記録を樹立しました。
スピードテールは、かつてのマクラーレンF1のように、3座席のレイアウトを特徴とするGTカーです。
このページではマクラーレンの新型アルティメット・シリーズ「スピードテール」についてまとめています。
更新情報
403km/hの最高速度記録樹立の項目を追加しました。(2019/12/24)
リーク画像やティザー画像を消去し、オフィシャル画像に挿し替えました。また、スペック等を正式発表された数値に更新しました。(10/27)
エクステリアのリーク画像と、インテリアのリーク画像を追加しました。(2018/10/26)
エクステリアのティザー画像とインテリアのティザー画像を追加し、最新の情報に合わせてページ内の記述を修正しました。(2018/10/13)
マクラーレン スピードテールの概要
エクステリア
スピードテールのシャシーはカーボン製ですが、チタン蒸着が施されています。
これはミクロン単位のチタンの薄い層を、カーボンに直接織り込んだもののようです。
これにより重量を抑えつつ強度を高めることが可能になったほか、カーボンにクロームの光沢が加わりました。
インテリア
パワートレイン
マクラーレン・P1のように、スピードテールにもハイブリッド・パワートレインが搭載されます。
スピードテールは最高出力1,070ps、最大トルク1,150Nmを発生します。
最高速は403km/h、0-300km/hは12.8秒というとんでもないスペックです。
ちなみに0-300km/hのタイムは、1500psのブガッティ・シロン(13.1秒)をも上回ります。
マクラーレンが開発したバッテリーパックの出力密度は5.2kW/kgです。
これは現在のあらゆる自動車用高電圧バッテリーシステムの中で、最も優れた電力対重量比となっています。
プラグインでの充電はできませんが、スピードテールの駆動中は常にバッテリーが充電されるそうです。
スピードテールには「ベロシティ・モード」という運転モードがあり、選択すると側面のリトラクタブル・カメラが格納され、アクティブエルロンが最適な角度に変化、車高も35mm下がり、高速移動に対応します。
403km/hの最高速度記録を樹立!
アメリカ・フロリダ州にあるケネディ宇宙センターの滑走路において、マクラーレン スピードテールが403km/hの最高速を記録することに成功しました。
スピードテールがスペック通りの性能を持っていることが確認されたわけです。
テストを担当したのは、マクラーレンのチーフテストドライバーを務めるケニー・ブラックです。
1999年のインディ500で優勝した実績を持つブラックは、ケネディ宇宙センターの滑走路上で、403km/hの最高速を30回も記録したそうです。
これによりスピードテールは、名実ともにマクラーレンで最も最高速度が高いモデルとなりました。
ちなみにこれまでその座を守ってきたのはマクラーレン F1(最高速386.4km/h)です。
マクラーレンはスペインやドイツのテスト施設でも同様のテストを行っていましたが、今回のテストで高速走行プログラムを終了します。
価格・発売日
価格は250万ドルで、106台の限定生産ですが、すでに完売しているとのことです。
スピードテールは2018年10月26日発表されました。
最初のデリバリーは2020年を予定しています。
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