マクラーレン・セナ 音速の貴公子の名を冠するハイパーカーは超軽量!

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マクラーレンが新型アルティメットシリーズ「セナ」を公開しました。
P15というコードネームで呼ばれていたマシンが、ついにその全貌を現したのです。
音速の貴公子アイルトン・セナの名に恥じない、究極のパフォーマンスを追求したマシンに仕上がっています。

今回はマクラーレン・セナの画像とスペックについてです。

更新情報

車名が「マクラーレン・セナ」と判明したため、ページ内の「P15」という呼称と置き換えました。また、正式発表されたスペックにページ内の数値を修正しました。(2017/12/10)


マクラーレン・セナのエクステリア

P15テストカーのスパイショット

画像の出典: autoevolution.com

開発中のテストカーは、675LTのボディを流用しているようです。

ボンネット上の巨大なダクトは、引き抜いたエアフローをフロントウィンドウに向かって流すことで、車体全体のエアフローを改善し、フロント周りのダウンフォースを増やしています。
市販バージョンはテストカーとはボディ形状が異なるはずですが、似たようなシステムが用いられることでしょう。

ひと際目を引くリアウイングの翼は、スワンネックアームによって吊り下げられています。
また、F1のDRS(ドラッグ・リダクション・システム)のように、迎角を変えられる装置も装着されているようです。

正式発表された画像

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マクラーレン・セナのインテリア

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マクラーレン・セナのシャシー

軽量な車体

シャシーには、マクラーレンが誇るワンピース構造のカーボンモノコックタブ「Monocage Ⅱ」が採用されます。
軽量かつ高剛性なタブに、サスペンション等のシャシーが取り付けられるのです。

しかもセナはサーキット走行時のパフォーマンスに焦点を当てたモデルなので、レーシングカーのようなスパルタンなインテリアになっており、それも軽量化に貢献しています。

よってマクラーレン・セナは非常に軽量であり、1198kgしかありません。
P1は1547kgもありましたから、セナは運動性能が大幅に向上していることでしょう。

レースアクティブ・シャシー・コントロール Ⅱ(RCC Ⅱ)

セナのアダプティブ・ダンパーは、バンプ(縮み)とリバンプ(伸び)を別々に調整することができます。
また、前後左右のダンパーが相互に接続されており、連動する仕組みです。

セナには新開発された「レース・モード」が装備されています。
サスペンションを硬め、より低い車高にすることで、サーキットでのパフォーマンスを最大限に引き出すモードです。

レースに対応するタイヤとブレーキ

セナのタイヤはピレリPゼロ・トロフェオRです。
このタイヤは公道での使用も一応許可されているものの、サーキット走行で最もパフォーマンスを発揮するように作られています。

ブレーキはモータースポーツ技術をフィードバックしたブレンボCCM-Rです。
カーボンセラミックディスクローターで、以前のものよりも3.5倍も熱伝導率が優れています。

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マクラーレン・セナのパワートレイン

P1はプラグインハイブリッドのスーパーカーでしたが、セナはノンハイブリッド、つまり電動パワートレインを搭載せず、通常の燃焼エンジンのみを動力とします

セナのエンジンのベースは、720SM840T型・4.0リッター・V8ツインターボですが、720psの720Sからは大幅にパワーアップされ、セナは800ps・800Nmとなりました。

P1のシステム総出力は917psだったものの、エンジンのみだと737psに過ぎません。
セナはそれを大幅に上回っているのです。

もちろん絶対的なパワーでは劣っているのですが、セナはモーターやバッテリーを搭載しない分軽量ですから、サーキットのラップタイムはP1よりも速いはずです。

それを裏付けるように、0-100km/h加速P1が2.8秒なのに対し、セナは2.5秒以下となっています。
ゼロ発進からの加速では電気モーターが圧倒的に有利なはずですが、セナは軽さで内燃機関の不利を克服しているのです。

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マクラーレン・セナの価格・発売時期

マクラーレン・セナは500台の限定生産となります。

英国価格は75万ポンド(付加価値税込み)だそうです。
1ポンド=150円換算だと1億1250万円ですね。
とんでもない値段ですが、多分あっという間に売り切れるはずです。

2018年3月のジュネーブ・モーターショーでワールドプレミアされる予定なので、2018年上半期中には発売されるでしょう。

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