デ・トマソ P900 自然吸気V12を搭載したハイパーカー
デ・トマソがサーキット専用のハイパーカー「P900」を発表しました。300万ドルという途方もないプライスタグが付けられていますが、それに見合うだけの圧倒的な性能を有しています。
今回はデ・トマソ P900の概要をご覧ください。
デ・トマソ P900の概要
エクステリア
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シャシー
ボディはカーボンファイバーで製作されています。そのため乾燥重量はわずか900kgしかありません。V12エンジン搭載車としては、この軽さは驚異的です。
パワートレイン
パワーユニットはV12とV10の2つが用意されています。
6.2リッター・V型12気筒ガソリン自然吸気エンジンは、ドイツのカプリコーンというエンジニアリング会社が開発したもので、最高出力は900psです。レブリミットは12,300rpmという超高回転型エンジンで、エンジン単体の重量も220kgしかありません。
トランスミッションはXtrac製のシーケンシャル。駆動方式は後輪駆動です。
パフォーマンスに関する数値はアナウンスされていませんが、パワーウエイトレシオが1しかないので、その性能は推して知るべしということでしょうか。
V型10気筒ガソリン自然吸気エンジンは、なんと1997年のF1を戦ったベネトン・B197に由来するのだそうです。当時のF1では750ps程度を発生していたV10ですが、P900に搭載されるものはよりパワフルになると予想されています。
価格・発売日
価格は300万ドルです。記事執筆時点のレートで日本円に換算すると、およそ4.16億円となります。
P900は2023年夏に実車がお披露目されます。生産台数は18台限定です。
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