アルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオが、ニュルブルクリンクのSUV最速レコードを更新!
アルファロメオのコンパクトSUV「ステルヴィオ・クアドリフォリオ」が、自身の持つニュルブルクリンク・ノルドシュライフェにおけるSUVのコースレコードを更新しました。
今回は記録を更新したステルヴィオ・クアドリフォリオの概要と、今後SUVのコースレコードを挑んでくるであろう、ライバルたちについてお伝えします。
ステルヴィオのニュル・タイムアタック
アルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオが記録したタイムは、7分51秒7です。
以前ステルヴィオ・クアドリフォリオが記録したタイムは7分59秒だったので、7秒以上も短縮したことになります。
ちなみに先代シビックタイプR(FK2)のタイムは、7分50秒でした。
よってステルヴィオ・クアドリフォリオは、一世代前のホットハッチと同等の速さを持っていることになります。
映像を見るとわかりますが、背の高いSUVであるにも関わらず、ステルヴィオの挙動はかなり安定しています。
コーナリング時のロールも少なく、ステアリングの修正舵も最低限です。
じゃあ足回りをガチガチに固めているかというとそうでもなく、高さのある縁石もしなやかに乗り越えています。
SUVですが、走りのクオリティはかなり高そうです。
ステルヴィオ・クアドリフォリオのスペック
フロントに搭載された2.9リッター・V6ツインターボは、510ps・600Nmを発生します。
ギアボックスは8速オートマチック、駆動方式は4WDです。
面白いのは、SUVなのに前後重量配分が50:50なところですかね。
アルファロメオ・ジュリアがベースなので、運動性能を追求した理想的なパッケージになっているようです。
ステルヴィオのライバル
ステルヴィオ・クアドリフォリオのタイムを破るかもしれない、レコードブレーカー候補の車種をいくつか挙げてみます。
ポルシェ・カイエン
ステルヴィオ以前にSUVのニュルラップタイムレコードを保持していたのが、カイエン・ターボSでした。
570psのカイエン・ターボSが記録したタイムは、7分59秒74で、当時は「SUVで8分切り!」と話題になったのですが、ステルヴィオにあっさりと抜かれてしまいました……。
カイエン・ターボSは、ステルヴィオ・クアドリフォリオ以上のパワーを誇りますが、ボディサイズが大きいため、車重の面ではやはり不利です。
新型カイエンは65kg軽くなりましたが、それでもステルヴィオを上回るのは厳しいかもしれません。
BMW・X3
新型X3も、ステルヴィオのライバル候補です。
特に次期X3 Mには、M3の直6エンジンをパワーアップしたものが搭載されるといわれています。
サイズ的にもステルヴィオとほぼ同等ですし、前後重量配分もステルヴィオと同じく50:50になるでしょうから、記録更新の可能性は十分にあるでしょう。
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