BMW M8 コンペティションは625馬力!
BMW M8クーペおよびM8コンバーチブルが発表されました。
また、クーペとコンバーチブルの両方に、「コンペティション」と呼ばれるハイパフォーマンス仕様が設定されています。
4ドア仕様のM8グランクーペも今後追加される予定です。
今回はM8の概要と画像をまとめました。
更新情報
正式発表された画像とスペックを追加しました。また、スパイショットおよびプロトタイプの画像は削除しました。(2019/06/06)
BMW M8の概要
エクステリア
M8クーペ
M8コンバーチブル
インテリア
センターコンソールにセットアップボタンが設置されます。
セットアップボタンを利用することで、エンジンやサスペンション、ブレーキ、ステアリングやM xDriveの設定を変更・調整可能です。
また、ディスプレイや運転支援システムの設定を変更できる新しいMモードも用意されます。
「ROAD」「SPORT」「TRACK」という3種類のモードが用意されており、それぞれの状況に最適なメーター表示(M View)と運転支援システムの設定に切り替わります。
シャシー
アダプティブ・ブレーキが搭載されます。
これはドライバーが、ブレーキペダルの反応と感触を設定できるようにする技術です。
ガツンと効くスポーティーな設定と、街乗りでギクシャクしないコンフォートな設定を使い分けることができるようになります。
アダプティブ・ブレーキを可能にしたのは、電気的にブレーキ圧を発生させるアクチュエーターです。
そのためエンジンの吸入負圧を用いる一般的なブレーキブースターはついていません。
ブレーキは作動システムと電気的なブースター、そして制御機能が統合されて1つのモジュールにまとめられたことで、約2kg軽くなったそうです。
フロントブレーキは6ピストンキャリパーに394Φのドリルドディスクローターが標準ですが、オプションのMカーボンセラミックブレーキを選択すると、何と400Φのブレーキディスクとなります。
Mサーボトロニック・ステアリングやアダプティブMサスペンション、アクティブMディファレンシャルなど、おなじみの装備ももちろん搭載されていますし、鍛造リンクの採用や、せん断パネルの追加によるフロントの剛性アップなど、ハンドリングの追求に抜かりはありません。
ニュルブルクリンクのタイムは7分30秒を切る!?
ニュルでテスト走行中のM8プロトタイプのラップタイムを、コースサイドに居たカメラマンが手動計測した動画です。
結果は7分29秒50でした。
最近ではFF車でも7分40秒で周回できるので、特別速いタイムというわけではありませんが、ラグジュアリークーペとしては驚異的なラップタイムです。
パワートレイン
4.4リッター・V型8気筒ガソリンツインターボが搭載されます。
M8は600ps・750Nm、M8コンペティションでは625ps・750Nmを発生します。
トランスミッションは8速のMステップトロニックで、Drivelogicにより3つのシフト特性を選ぶことができます。
駆動方式はAWD(全輪駆動)のM xDriveで、「2WD」「4WD」「4WD Sport」という3つのモードを選択可能です。
0-100km/hは、M8クーペが3.3秒、M8コンバーチブルが3.4秒となっています。
コンペティションの0-100km/hは、それぞれ0.1秒ずつ速いタイムです。
最高速はリミッターにより250km/hに制限されていますが、Mドライバーズパッケージを装着することで、304km/hに引き上げることができます。
価格・発売日
米国価格はM8クーペが133,000ドルから、M8コンバーチブルが142,500ドルからとなっています。
M8コンペティションはクーペが146,000ドル、コンバーチブルは155,500ドルです。
M8クーペは2019年6月に発表されました。
生産は2019年7月より開始されるとのことです。
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