パガーニ イモラ サーキットを走るために生まれた最強モデル!
パガーニが「イモラ」というハイパーカーを公開しました。
見た目からもわかるようにウアイラがベースですが、サーキットでのパフォーマンスに焦点を当てたモデルとなっています。
開発時にはイタリアのイモラ・サーキットにおいて16,000kmもの走行テストを行ったそうです。
今回はパガーニ イモラの概要をご覧ください。
パガーニ イモラの概要
エクステリア
パガーニの創業者でチーフデザイナーでもあるオラチオ・パガーニ氏は、イモラを「エレガントな車だとは言えない」と評しています。
美観よりも効率を重視したそうです。
その言葉の通り、イモラには多くの空力付加物が装着されています。
また、イモラにはアクティブなエアロシステムも装備されており、可動する4つのウイングレットが、運転状況に応じてエアロブレーキとして機能します。
これほど過激なエアロを装着しているイモラですが、一般公道を走行することも可能です。
パガーニ氏は、不均一な公道路面でダウンフォースが急減する可能性も想定してデザインしたと語っています。
インテリア
シャシー
イモラには徹底した軽量化が施されています。
塗装には重量を5kg削減できる新技術を採用。
アルミニウムやチタン、クロムモリブデン鋼などが広範囲に使用され、770個以上のコンポーネントが鍛造またはCNC加工されています。
モノコックも軽量な複合材料(Carbo-Titanium HP62 G2およびCarbo-Triax HP62)で構成されているので、車両の乾燥重量はわずか1,246kgしかありません。
電子制御アクティブダンパーは、エンジンやディファレンシャル、ギアボックス、アクティブエアロなどと連動します。
ブレーキはブレンボのカーボンセラミックブレーキです。
タイヤはピレリ Pゼロ トロフェオRで、フロントは265/30の20インチ、リアには355/23の21インチを履いています。
パワートレイン
エンジンはメルセデスAMG製の6.0リッター・V型12気筒ガソリンツインターボを搭載しています。
最高出力は827ps、最大トルクは1100Nmです。
ギアボックスはXtrac製の7速AMT(電気機械式デフ付)で、後輪を駆動します。
価格・発売日
価格は500万ユーロ(記事執筆時点のレートで約5.94億円)で、生産台数はたったの5台に限られていますが、既に完売しているそうです。
パガーニ イモラは、2020年3月に開催されるジュネーブ・モーターショーで実車が公開されます。
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