パガーニ・ウアイラ・ロードスターは、クーペ以上の性能を誇る。
2010年から開発していたパガーニ・ウアイラ・ロードスターが、ついに完成したそうです。
通常ロードスター・バージョンというと、性能的にはクーペよりも劣る場合がほとんどですが、このウアイラ・ロードスターは、クーペ以上に高性能なスーパーカーとなっています。
しかしウアイラ・ロードスターの魅力は、何と言ってもスタイリングですよね。
カーボンとチタンで作られた芸術品を、早速見ていきましょう。
エクステリア
インテリア
パワートレイン
エンジンはAMGから調達したM158型・6.0L・V12ツインターボが搭載されます。
最高出力は764ps/6200rpm、最大トルクは1000Nm/2400rpmと、文句なしのハイパワーユニットです。
ギアボックスはXtrac製の7速AMTです。
シングルクラッチのマニュアルギアボックスを、油圧を電子制御してシームレスに変速します。
このAMTはシンクロコーンナイザーまでもがカーボン製で、デュアルクラッチの7速DCTより40%も軽いそうです。
なお、ディファレンシャルも電子制御となっています。
シャシー
サスペンションはダブルウィッシュボーン式で、HiForgと呼ばれる軽量なアルミ合金が採用されており、クーペのサスペンションから25%も軽量化されています。
ブレンボ・CCMブレーキのディスクローター径は前後とも380φ、キャリパーはフロントが6pot、リアが4potです。
アルミ鍛造ホイールはフロント20インチ、リア21インチ。
標準装着タイヤはピレリ・Pゼロコルサですが、ピレリ・Pゼロ・トロフェオRも選べるようです。
徹底的に軽さにこだわった車体は、クーペよりも70kgも軽く仕上がっており、乾燥重量で1280kgしかありません。
また、カーボンチタニウム製のモノコックにより、クーペよりも52%も高剛性となっています。
軽量・高剛性なシャシーのおかげで、スキッドパッドでの旋回Gは1.8Gを記録したそうです。
パワーだけでなくコーナリングも一級品ということですね。
価格・発売時期
価格は228万ユーロです。
€1=¥120換算だと、2億7360万円ですね。
ワールドプレミアは3月のジュネーブ・モーターショーなのですが、実は限定100台がすでに完売しています。
中古市場ではプレミアが付くと思うので、3億円以上支払わないと購入できないのではないでしょうか。
性能もデザインも夢のような車ですが、手に入れることも夢のまた夢ですね。
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