パガーニ ウアイラR Evo オープントップになって性能もアップ!

Paganiの新車情報

Pagani Huayra R Evo Front corner

パガーニがサーキット専用の新型ハイパーカー「ウアイラR Evo」を発表しました。2021年に発表されたウアイラRのオープントップバージョンですが、ただ単に屋根を無くしただけでなく、性能の向上も図られています。そのパフォーマンスはル・マンのLMP2マシンに匹敵するというのですから驚きです。

今回はウアイラR Evoの概要をご覧ください。


ウアイラR Evoの概要

エクステリア

画像をクリック(タップ)すると拡大できます。

Pagani Huayra R Evo Front corner
パガーニ ウアイラR Evo。見ての通り、座席の上のルーフが取り外せる。

Pagani Huayra R Evo Front
創業者のホラチオ・パガーニ氏は、インディカーのエアロスクリーンに着想を得てデザインしたという。

Pagani Huayra R Evo Side
横から見るとレーシングカーと見分けがつかない。

Pagani Huayra R Evo Top
上はウアイラR。Evoはロングテール仕様になっている。

Pagani Huayra R Evo Rear corner
ボディ上面はリアエンドに向かって急激に落ち込んでいる。

Pagani Huayra R Evo Rear
パガーニのアイデンティティともいえる4連エキゾーストは健在。

ダウンフォースはウアイラR比で45%も増加しています。意外なことに、ルーフを取り外しているときの方がダウンフォース量が5%多くなるのだそうです。320km/h走行時には車重を上回るダウンフォースを生み出すとされています。

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シャシー

ボディワークはカーボンファイバー製です。車重は乾燥重量で1,060kgしかありません。大排気量のV12エンジンを搭載していることを考えると、驚異的な軽さです。

また、ウアイラRから剛性も向上しています。パガーニ ユートピアのために開発された最新のカーボンファイバー技術のおかげで、ウアイラR Evoはオープンボディであるにも関わらず、ウアイラR比で実に38%も剛性がアップしているのだそうです。

ダブルウィッシュボーンサスペンションには、アクティブダンパーが組み合わせてあります。また、高速走行時に車高を制御するためのヒーブダンパーも装着されています。
ブレーキはブレンボ製のカーボンセラミックブレーキで、新しいパッドにより接触面積が拡大され、安定性と耐久性が向上しました。

タイヤはパガーニがピレリに依頼して開発された専用のスリックタイヤで、ウェットコンパウンドも用意されています。

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パワートレイン

Pagani Huayra R Evo Engine

エンジンはHWAが製造する6.0リッター・V型12気筒ガソリン自然吸気です。ECUのリセッティングやカムシャフトの変更、新しいインテークマニホールドなどのアップグレードが施されたことで、最高出力は900ps、最大トルクは770Nmとなり、パガーニ史上最もパワフルなモデルになりました。レブリミットは9,200rpmという高回転型エンジンです。

トランスミッションは6速シーケンシャル。駆動方式は後輪駆動です。

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価格

Pagani Huayra R Evo

ウアイラR Evoは、価格も生産台数も公表されていません。購入者はパガーニが主催するArte in Pistaクラブに参加し、世界中で開催されるトラックイベントでウアイラR Evoを運転することができます。

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