ポルシェ 914が復活する!?

Porscheの新車情報

Porsche 914
画像の出典: Greg Gjerdingen from Willmar, USA [CC BY]

ポルシェ 914が、復活するかもしれません。
ポルシェのデザインチーフであるミヒャエル・マウアー氏が、ポルシェ公式サイトのインタビューの中で、安価なエントリーモデルとして914の後継モデルが登場する可能性を示唆しました。


ポルシェ 914が復活する可能性

ポルシェ 914とは?

Porsche 914
画像の出典: by Spurzem via commons.wikimedia.org

914はポルシェが1970年から販売を開始した、タルガトップのミッドシップ・スポーツカーです。
フォルクスワーゲン ビートルのコンポーネントを流用し、安価なスポーツカーとして登場しました。

エンジンはフラット4が主力でしたが、911Tのフラット6を搭載した914/6というモデルも存在します。
フラット4モデルは1.7リッター仕様が80ps、1.8リッター仕様が86ps、2.0リッター仕様が101psというもので、決してパワフルではありませんでした。
しかし車重が940~950kgしかないため、2.0リッター仕様の0-100km/hは10.5秒というなかなかのパフォーマンスでしたし、走りも軽快だったようです。

ですがポルシェ愛好家たちからは、「本当のポルシェ」として受け入れられることはついに無く、質感の低さもあって、1976年に生産を終了しました。
とはいえ累計で118,000台以上が販売されたので、完全に失敗したモデルというわけではありません。

ちなみに914はモータースポーツでも活躍し、1970年のル・マン24時間レースではGTクラスで優勝、総合でも6位に入賞しています。

目次に戻る

914の復活を検討するポルシェ

ポルシェはなぜ今になって914の復活を検討しているのでしょうか?

「より安く、エントリーレベルのポルシェを出すのが正しいだろう」とミヒャエル・マウアー氏は言います。

「私たちは常に議論している……最も広義にはモダンな550──とてもシンプルで、気取らない車だ」

550スパイダーは、356のチューニングエンジンを、軽量なアルミボディ(フレームは鋼管)に搭載したレーシングカーです。
車重は590kgしかありませんでした。

Porsche 550 Spyder
ポルシェ 550スパイダー

「モダンで、削ぎ落とされたスタイル──914と共に仕事するほど、それはまさに今私が戦っているものだと感じる。この削ぎ落とされ、純粋なアプローチは、興味深いものだ。何一つ余計なものが無い」とマウアー氏は914を称賛しています。

ポルシェ社内で検討されている914後継モデルのコンセプトは、現在のところ2つあるそうです。

  1. ほとんど電気に頼らず、全てにおいて機械的で、純粋な車。
  2. アウディTT RSやゴルフR32の対象ユーザーに向けた車。

どちらのコンセプトが採用されるかはわかりませんが、最小限の電化で新たなスポーツカーをリリースするならば、CO2排出量を削減するために、軽量でシンプルなモデルにするしかないはずです。
なお、マウアー氏はエントリーレベル・ポルシェの必要性については賛同しつつも、914のような徹底したコストダウンについては、「私のアプローチではない」と否定しています。

目次に戻る

最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事をぜひご覧ください。

【PR】愛車を最高査定額で売却! MOTAが選ばれる理由

1.高額査定の3社のみとの連絡で、電話ラッシュから解放されます!
一括査定サービス最大の課題は、絶え間ない営業電話のラッシュでした。しかし、MOTAを選べば高額査定の3社のみとの連絡で、これからはその恐怖から解放されることでしょう。愛車の査定をストレスフリーに利用できます。

2.申し込み翌日18時に、最大20社の査定結果がwebでご確認いただけます!
MOTAなら最大20社からの概算査定額をwebで簡単に確認できます。実際に連絡を取り合うのはその中の上位3社だけ。20社が競り合うことで、査定額も自然にアップします。さらに、市場相場を把握できるので、買取店との交渉も有利に進められます。

3.入力はたったの45秒で完了。しかも利用料は無料です!
査定申し込みに必要な情報は45秒で簡単に入力完了します。しかも、利用料は一切かかりません。気軽に査定を試してみてください。