グランド・ツアー シーズン1のあらすじまとめ ジェレミー・クラークソンが帰ってきた!

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ついにグランドツアー(GT)の配信が、Amazonプライムビデオで開始されました。ここでは番組の概要各話のあらすじを紹介していきます。ネタバレはありません


グランドツアーとは?

トップギアの元司会3人(ジェレミー・クラークソンリチャード・ハモンドジェームズ・メイ)が再結集した、Amazonオリジナルの自動車情報番組です。

トップギア時代のウリはハチャメチャな企画と、3人の歯に衣着せぬコメントでした。GTではそれらに加え、巨大なテント・スタジオとともに世界中を周りつつ、番組を収録するのも見どころになっています。

各国の美しい景色を収めた映像美も魅力的ですが、個人的には番組観覧者(初回はアメリカ人)と司会3人(もちろんイギリス人)との絡みに、それぞれのお国柄が出ているのが新鮮に映りました。

トップギア時代のスタジオ収録はいつもイギリスでマンネリ感がありましたし、トークのネタもイギリスローカルなものが多く、海外のファンはついていけないことも多かったように思います。その点はGTは世界中の視聴者が楽しめるよう配慮されている感じです。

出演者紹介

ジェレミー・クラークソン

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画像の出典: By Ed Perchick (flickr) [CC BY-SA 2.0], via Wikimedia Commons

彼がモータージャーナリズムに関わり始めたのは1984年、24歳のときでした。モータリング・プレス・エージェンシーという会社を作り、仲間とともに自動車のロードテスト・レビューを書いては、地元の新聞や自動車雑誌等に記事を提供するビジネスを始めたのです。

現在でもライターとしての活動を続けており、イギリスのザ・サン紙やサンデー・タイムズ紙、ザ・ウィークエンド・オーストラリア紙、トロント・スター紙など、世界中の新聞にジェレミーの批評が掲載されています。

BBCの自動車情報番組「トップギア」に登場するのは、1988年10月27の放送からです。独特な彼のキャラクターが大ウケし、トップギアは人気長寿番組となるわけですが、2015年に「冷めきった食事」を発端にプロデューサーの一人を殴ってしまい、ついにBBCとの契約を解除されてしまいます。

とはいえ殴打事件発覚後にはChange.orgに100万もの契約解除撤回を求める署名を集めるほどの人気者を、他社が放っておくわけがありません。その後Amazonと契約したクラークソンは、新番組「The Grand Tour」を作り上げたのです。

余談ですが、彼が通っていた時代にはレプトン学校(エイドリアン・ニューウェイも通っていた6年制の学校。日本だと中学・高校に相当)が荒れまくっていたようで、冷たいプールに投げ込まれたり、闇討ちにされたり、トイレを舐めることを強要されたり、物入れに汚物を入れられたり、衣服を切断されたりしたといいます。

しかしクラークソン自身も飲酒と喫煙を理由に学校から追放されていますから、黙ってやられていたわけではなさそうです。彼の強烈な個性は、こうしたイジメと戦ううちに生まれたものかもしれません。

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リチャード・ハモンド

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画像の出典: By Ed Perchick (flickr) [CC BY-SA 2.0], via Wikimedia Commons

ハロゲート・カレッジ・オブ・アート・アンド・テクノロジーを卒業したハモンドは、BBCのラジオ局で働き始めました。

クラークソンとの関係は、彼がトップギアのオーディションに合格してから始まりました。2002年から出演し始めた彼は、低めの身長(170cm)をからかわれるのがお約束となっています。

体は小さいものの勇気は人一倍あり、番組内でも危険なチャレンジをすることが多いハモンドは、ジェットエンジン搭載車の最高速テストで大クラッシュ(原因はタイヤバースト)を喫し、一時は重体と診断されるほどの怪我を負ったことがあります。番組打ち切りも囁かれたほどです。

ハモンドがこの怪我から回復し、番組に復帰した際、クラークソンとメイは「彼はダイアナ皇太子妃になってしまった」と、いつもどおりのブラックジョークで出迎えました。こういうジョークを言い合えるあたりに、3人の仲の良さが現れていますね。

ハモンドは科学に造詣が深く、トップギア以外でも科学番組の司会を務めていたことがありました。オートバイや自転車の愛好家でもありますが、それらが嫌いなクラークソンからそのことをいつもディスられています。

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ジェームズ・メイ

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画像の出典: By Ed Perchick [CC BY-SA 2.0], via Wikimedia Commons

キャプテン・スローとしてお馴染みのメイは、2003年からトップギアに出演。2015年にBBCから契約を解除されたため、クラークソンやハモンドとともにAmazonと契約しました。

メイもクラークソンと同様にジャーナリストであり、デイリー・テレグラフ紙にコラムを持っています。

オート・カー紙の編集者でもありましたが、雑誌に「あなたは本当に良い車だと思ってるんだ? あなたも酷いでっち上げを作ることに挑戦すべきだね。あー面倒くさい」と隠しメッセージを埋め込んだことがバレて以来、編集の仕事からは外れています。

ハイパワーなスポーツカーを愛好するクラークソンやハモンドと異なり、メイが好む車はいたって普通です。過去にはダチア・サンデロがベストだと主張していたこともありました。

安全第一なメイだったのですが、GTのエピソード1では彼がスピード違反したことが発覚。ついに彼もスピード狂になってしまったのでしょうか? 詳細は本編でご確認ください。

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The Grand Tour Season1

ここではシーズン1各エピソードのあらすじを紹介していきます──といってもまだ1話しか公開されていませんが──。公開され次第順次追加していく予定です。

エピソード1

記念すべき新番組の初回は、クラークソンが契約解除となったニュースから始まります。クラークソンが雨に煙るロンドンから、太陽輝くカリフォルニアへと移動するのは象徴的です。

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クラークソン(青)にメイ(白)とハモンド(赤)が合流するシーンは感動的。
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テレビからネットへ大移動だ!
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マッドマックス!?
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ゴール地点で大歓迎を受けるクラークソン。
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フライバイまで!
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いつものノリ。やっぱこうでなくちゃ!
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テントスタジオ
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アメリカ人の大好きなものを早速ディスる。

ハイブリッド・ハイパーカー対決 前半

マクラーレン・P1ポルシェ918スパイダーラ・フェラーリの3台でもっとも速いのはどれかを決めるべく、3人はアルガルベ・サーキットへ。

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クラークソンの推しカー、P1の燃費。
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918スパイダーの燃費
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あっ……(察し)
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こっち見んな

カンバセーション・ストリート

新車や業界ネタについて語るコーナーのはずが、タイトルバックの映像が番組の雰囲気から浮いており大笑い。クラークソンによると、タイトルバックの撮影はかなり大変だったそう。

その後話題はメイのスピード違反に。キャプテン・スローはホンダ・CBR600RRに乗っていてスピード違反したそう。果たして何km/h出してたのでしょう?

新テストトラック公開!

GT用のテストトラックが公開されるが、エボラウィルスの形に似ているからという理由で、名前を「エボラ・ドローム」にされてしまう。所在地はイングランド。

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コーナーの名前は以下の通り。

“ユア・ネーム・ヒア"コーナー
きついヘアピンコーナー。スポンサー募集中だが、効果は保証できないとのこと。
老婦人の館コーナー
不発弾を避ける形で作られた低速S字コーナー。すぐ横の家には老婦人が住んでいるとか。
変電所前
90度の右コーナー。オーバーランすれば感電死。
ヒツジさんコーナー
最終左コーナー。アウト側にはヒツジの群れが待ち構えている。

その後、クラークソンがBMW M2で試走。クラークソンはM2を「Mシリーズの史上最高の車」とまで褒めちぎります。タイムアタックの担当(GT版Stig)は「V8以外は共産主義者」と語る生粋のアメリカ人プロドライバーです。

セレブリティ・ブレインクラッシュ

セレブの判断力や洞察力を、機材を使って計測するコーナーなのですが、またしても酷いタイトルバック映像で笑いが起こり、本筋から話が逸れてしまいます。

そのあと最も偉大な空軍はイギリス空軍かアメリカ空軍かで司会陣と観客の間で一悶着あり、ようやくセレブが登場します。GTに招かれた最初のセレブは、「アベンジャーズ」や「ボーン・レガシー」にも出演していた、俳優のジェレミー・レナー。派手にスカイダイビングで登場しますが……。

ハイブリッド・ハイパーカー対決 後半

ドラッグレースで決着を付けようとするものの、グダグダに。結局プロドライバーの手によるタイムアタック勝負となります。

自信たっぷりのクラークソン(マクラーレン・P1推し)は、「負けたら家を壊してもいい」と約束。ハモンドは「本当に壊すよ」と警告しますが、クラークソンは意に介しません。P1、918スパイダー、ラ・フェラーリの3台のうち、もっとも速いのはどの車か? 結果は本編でご確認ください。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。クラークソンら3人を失った後のトップギアに関する記事も、ぜひご覧ください。

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