【F1】第2回バルセロナテスト3日目 Haloにハロー
F1人気復活は遠い
2回目のバルセロナテストは3日目を終了しました。いよいよ開幕が近づいてきましたね。今日はドライバーを保護するためのHaloがお目見えし、フェラーリのライコネンがそのテストに臨みました。
目次
第2回バルセロナテスト 3日目タイム
順位 | ドライバー | チーム | タイム(記録時のタイヤ) | 周回数 |
---|---|---|---|---|
1 | K.ライコネン | フェラーリ | 1’22″765 (US) | 136 |
2 | F.マッサ | ウィリアムズ | 1’23″193 (S) | 119 |
3 | N.ヒュルケンベルグ | F.インディア | 1’23″251 (US) | 159 |
4 | M.フェルスタッペン | トロ・ロッソ | 1’23″382 (US) | 159 |
5 | N.ロズベルグ | メルセデス | 1’24″126 (M) | 81 |
6 | F.ナッセ | ザウバー | 1’24″760 (S) | 116 |
7 | F.アロンソ | マクラーレン | 1’24″870 (SS) | 118 |
8 | P.ウェーレイン | マノー | 1’24″913 (US) | 48 |
9 | D.クビアト | レッドブル | 1’25″141 (S) | 121 |
10 | J.パーマー | ルノー | 1’26″224 (S) | 98 |
11 | L.ハミルトン | メルセデス | 1’26″488 (M) | 63 |
12 | R.グロージャン | ハース | 1’27″196 (S) | 78 |
M=ミディアム S=ソフト SS=スーパーソフト US=ウルトラソフト
Haloってどうじゃろ?
ライコネンによると「別に気にならない」そうですが、見ている側としては気になって仕方がありません。
F1人気を取り戻すために、来季からはより速いマシンに変わりますが、そのコクピットにこんなものが取り付けられていたのでは、若者や子供がF1に憧れることはないでしょう。
フェラーリは対策品のPUが功を奏したのか、ライコネンがレースシミュを完遂し、信頼性への懸念を払拭しました。
苦難続きのハース
第1回のバルセロナテストは、新規参入チームとは思えないほどに順調だったハースでしたが、第2回のテストでは初日からトラブル続きで、まともに走れていません。まるで昨年のマクラーレン・ホンダです。
しかもグロージャンは3回も赤旗の原因を作ってしまいました。いずれもスピンやコースオフでしたが、グロージャンが3度もミスをしたとは思えません。回生ブレーキ等の制御に問題がある可能性が高いです。
中段グループに食い込む勢いだったハース・チームは、ここにきて大きく躓いてしまっています。
不思議なフォース・インディア
ハースと同じく第1回バルセロナテストでは絶好調だったフォース・インディアが、不振に喘いでいます。第1回ではメルセデスとフェラーリに次ぐ速さを見せていたにもかかわらず、ラップタイムがいまいち伸びてきません。今日のタイムも、ウルトラソフトを履いたにしてはイマイチなタイムです。
メルセデス製のPUを積むだけに信頼性に関しては不安要素はありませんが、先週と同じコースであるにもかかわらずスピードがこうも違うというのは、セッティングの面で神経質なマシンなのかもしれません。
マクラーレンはセッティングに苦しむ
セッティングに苦しんでいるのは、マクラーレンも同じです。昨日のバトンもマシンの不安定さを訴えていましたが、アロンソのドライブでもそれは変わらず、午後のセッションでは名手アロンソらしからぬコースオフを喫しています。
スーパーソフトやウルトラソフトでのタイムアタックも不発に終わり、終盤はショートスティントでの空力テストに終始したマクラーレン・ホンダ。テスト最終日の明日には、目の覚めるようなスーパーラップを期待したいところです。
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