デイリーF1ニュース(2017年6月26日) ハミルトンは「ブレーキテスト」していない
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- アゼルバイジャンGP 決勝結果
- リカルド「クレイジーな勝利」
- データ上、ハミルトンはブレーキテストしていない
- ライコネンは接触してきたボッタスを批判
- ランス・ストロール、最年少表彰台!
それではご覧ください。
前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年6月25日号)アゼルバイジャンGP予選結果 他
翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年6月27日号)レッドブルのレース総周回数はマクラーレン以下 他
アゼルバイジャンGP 決勝結果
リカルド「クレイジーな勝利」
クラッシュ続出で大混乱となったアゼルバイジャンGPを制したのは、レッドブルのダニエル・リカルドでした。
彼は序盤にデブリがラジエーターダクトに詰まるというトラブルが発生し、6周目に予定外のピットインを強いられましたが、
「(チームの)全員が私を助けてくれて良かったです」と語るリカルド。「私は昨日、予選でのミスに失望したと言いました。しかし私は落ち込んでいませんでしたし、『見ていてくれ、レースではミスしないし、一瞬のチャンスも逃さない』と言ったんです。今日はできることを全てやったと思います」
ウィリアムズの2台とニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)をまとめてオーバーテイクしたことについては、
「ほぼ4ワイドだったんじゃないかな。リスタート時に3位に入れるよう調整し、それがウイニング・ムーブになった。クレイジーだね」
Source: Ricciardo praises team after ‘crazy’ victory | f1fanatic.co.uk
データ上、ハミルトンは「ブレーキテスト」していない
2回目のリスタート直前、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が急減速したため、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が追突してしまうというハプニングが起こりました。
ベッテルはハミルトンのこの行為に激怒し、ハミルトンのマシンに横からぶつけるという報復行為に及んだため、レース中に10秒停止のペナルティを課されています。
この事件について、メルセデスF1を率いるトト・ウォルフ氏は、
「われわれはデータを見たが、セーフティ・カー(SC)は(ハミルトンの)150m先を走っていた。ベッテルの判断は間違っていた」
セーフティ・カー・ランの際にハミルトンは、「SCが遅すぎる」と、無線で何度も苦言を呈していました。
F1マシンだとあっという間にSCに追いついてしまうので、距離を取ろうとしたのかもしれません。
「まず第一に、(SCラン中は)首位のドライバーがペースを管理できる」とウォルフ氏。「彼がターンに入ったとき、SCはわずか150m先にいた。リスタート直前には、SCをSCライン上(SCを抜いて良いライン)で、ほとんど捕まえたと見ることが出来た。加速する段階ではなかったことに疑問は無いはずだ」
「データを見れば、『ブレーキテスト』は無かった。ルイスはコーナーを抜けてスロットルを戻した。セバスチャンがぶつかっただけだから、ルイスの側に咎はない」
Source: Data shows Hamilton did not brake test Vettel. | pitpass.com
ライコネン、接触してきたボッタスを批判
キミ・ライコネン(フェラーリ)は、1周目にぶつかってきたバルテリ・ボッタスに怒り心頭です。
「彼は自分のブレーキが早すぎたことに気づいていたんじゃないかな」とライコネン。
ぶつかったとき、ライコネンは2コーナーで、アウトサイドからボッタスに並びかけていました。
「私はそのときアウトサイドにいたが、それは大丈夫だった。そしてインサイドからいきなりぶつけられてしまった」
「彼はブレーキをかけたのが早すぎたことに気づいて、その後再加速し、速すぎて私にぶつかった。それは完全に彼のせいだが、代償を支払ったのは私だ」
この接触でボッタスはパンクしたものの、修復後はハイペースで快走し、最終的には2位に入りました。
一方のライコネンは修復後もトラブル続きで、結局リタイアに終わっています。
Source: Raikkonen blames Bottas for first lap collision | en.f1i.com
ランス・ストロール、最年少表彰台!
ランス・ストロールは素晴らしい走りを披露し、最年少での表彰台獲得となりました。
周囲の批判を黙らせるには十分な結果でしょう。
とはいえストロールは、結果に失望しています。
なぜなら彼はゴール直前で、ボッタスにかわされてしまったのですから。
「言葉を失ってしまったよ」とストロール。「最後にバルテリに敗れてしまった。クローズドフィニッシュとしては、もっとも接近したものだったと思う」
「僕たちはフィニッシュライン上で並んでいたよ。なんてレースだ! 週末に表彰台に上がれるとは思ってなかったよ。最高だね!」
レース後半はタイヤをセーブしながら走っていたというストロール。
3位表彰台は、冷静なタイヤマネジメントの結果でしょう。
Source: Stroll rejoices in 'dream come true’ podium | en.f1i.com
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