新型エスクードは原点回帰! ライトクロカン車復活の狼煙だ!
都市で使い勝手が良く、本格オフロードにも対応した車=ライトクロカン
新型エスクードが発表になりました。価格的・サイズ的にはヴェゼルやCX-3と競合しているように見えますが、競合しているのは新たに追加された2WDモデルだけでしょう。歴史的にエスクードは、都市型のクロスオーバーSUVとは一線を画すコンセプトで作られている「ライトクロカン車」なので、4WDモデルは同セグメントで唯一無二の存在です。
ジムニーのお父さんから、お兄さんになった。
クロスオーバーと本格クロカン車の中間
新型エスクードのエンジンは、1.6L自然吸気です。2.4リッターの先代エスクードは継続販売され、クロスオーバーSUVとしてはSX4 Sクロスがありますから、新型エスクードは初代エスクードと同様に、「ライトクロカン」としての役割を引き受けることになります。
車重も原点回帰
4WDの1210kgという車重は、初代エスクード5ドア「ノマド1.6・4AT」と全く同じです。昨今大きく重くなる一方の自動車業界において、サイズアップしながらも車重を四半世紀前のレベルまで減量したことは、特筆すべきことだと思います。ボクサーのようなストイックさが感じられますね。
装備も充実
スズキの衝突被害軽減ブレーキである「レーダーブレーキサポートⅡ」や、「アダプティブクルーズコントロール」など、先進装備も充実しています。
注目は「ヒルディセントコントロール」ですね。これは一定速度(約10km/h)で坂を下ることができるシステムです。雪道の急坂などで力を発揮するでしょう。都市型のSUVとはひと味違う装備のチョイスですね。