スバルXVハイブリッドの評価・口コミ 燃費より走りのハイブリッド!?

スバル車の評価・口コミ


燃費以外の評価はすこぶる高い、XVハイブリッドの口コミまとめ

XVハイブリッドはモーターの最高出力が13.6psと小さいのですが、エンジン低回転時にピンポイントでモーターアシストすることで、車体を効率よく加速させています。必要なときにパワーをもたらすためのハイブリッドなわけです。

ただしモーターもバッテリーも小さめですから、EV走行時間は伸びません。よって燃費の改善幅は、ガソリン車のXVに対し10~15%ほどにとどまっています。

XVハイブリッドは既存のハイブリッドカーとはコンセプトそのものが異なるため、「モーターアシスト付きガソリンエンジン自動車」くらいに考えておくべきでしょう。

とはいえ走りや静粛性の評価は高く、ユーザーの満足度も高いので、燃費の評価だけで切り捨てるには惜しい車でもあります。あとひと押しで化けそうな車なので、スバルは次世代XVハイブリッドの開発に心血を注いでほしいものです。

トップ画像の出典: subaru.jp


目次

  1. インテリア
  2. ナビ・電装系
  3. エクステリア
  4. エンジン・燃費
  5. ハンドリング・取り回し
  6. 乗り心地・静粛性
  7. 安全性
  8. 値引き額・中古車動向
  9. 愛車を高く売る条件4つ。買取り、走行距離……では残りの2つは?

インテリア

シート

シートは長距離でも疲れにくい形状ですが、メーカーオプションの本革シートや、ウルトラスエード&トリコットのコンビシートは、滑りやすくホールド性が低いです。


画像はウルトラスエード&トリコットのコンビシート

画像の出典: webcg.net


シートヒーターの設定が本革シートのみなのも残念ですね。

室内の広さと使い勝手

後部座席は狭いです。室内はヴェゼルの方が広いと思われます。また、後席のリクライニングもありません


画像の出典: autoc-one.jp


後席を倒すとフラットになるのは良いですね。

インテリアの質感

ドアトリムやハンドルのシルバー加飾は安っぽく見えると不評です。

そこで後期型ではインパネにピアノブラックパネルが追加されたのですが、高級感にはあまり結びついていません。


画像の出典: autoc-one.jp



画像の出典: webcg.net



画像の出典: autoc-one.jp


とはいえコンパクトカーなどと比べると、内装の質感はやはりXVの方が高いです。

小物収納・ラゲッジスペース

小物収納は絶対的に不足しています。

ドアポケットのはペットボトルホルダーなので、カップホルダーがありません。グローブボックスは車検証と説明書だけで一杯になってしまいます。

ラゲッジスペースはガソリン車と比べて床が高い位置にあるため、容量が減少しています(5名乗車時344L)。


画像の出典: motordays.com


ゴルフバッグがギリギリ横積みできるだけの幅(リアホイールハウス間で1070mm)はありますが、大きなやつだと無理かもしれません。

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ナビ・電装系

ナビ・バックモニター

取付けスペースがワイドDINサイズなので、標準DINのものを取り付ける場合にはパネルが必要です。手間をかけたくないなら素直にメーカーオプションナビを付けましょう。

スイッチ・レバー類

バックドアを開けるスイッチがわかりづらいとの指摘がありました。防犯のためなのか、バックドアを外部から直接ロック解除できないのも不便ですね。

オーディオ

ダイヤトーンサウンドナビは、音質の評価が高いです。車体の静粛性・遮音性も高いので、クリアなサウンドを楽しめます。

空調関連

左右独立で温度調整できるフルオートエアコンが装備されています。

その他電装系

ブルーのメーターがかっこいいという人と、ブルーのメーターのせいで購入をためらったという人とに分かれているようです。


画像の出典: car.watch.impress.co.jp


マルチファンクションディスプレイは、常時表示や3連メーター等の表示項目を細かく設定できます。


画像の出典: car.watch.impress.co.jp


モーターや回生ブレーキの作動状況(いわゆるエネルギーフロー)も表示可能です。モニタ位置が適切で表示も見やすいので、エコドライブにも一役買ってくれるでしょう。


画像の出典: car.watch.impress.co.jp


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エクステリア

後期型ではフロントフォグ周りにシルバー加飾が施されるなどバンパーの意匠が変更され、表情が凛々しくなりました。

マイナーチェンジ前

画像の出典: car.watch.impress.co.jp


マイナーチェンジ後

画像の出典: car.watch.impress.co.jp


バックドアがチープとの声が多かったです。閉じる時歪むのがわかるとか……。


画像の出典: autoc-one.jp


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エンジン・燃費

実燃費

街乗りは11~14km/L郊外・高速道路では15~17km/Lほどです。

パワー・トルク

必要にして十分なパワーを備えています。ただしモーター出力が弱いので、モーターアシストは出だしのみ、あとはエンジンが主となって走る車です。

ガソリンXVとの比較では、モーターの分だけトルクフルな印象があります。スーッとスムーズに加速するのが気持ちいいと評判です。

エンジンの回転フィーリングは素晴らしく、6000回転まで気持ちよく回ります。Sモードでの加速感は刺激的です。Iモードでも"もっさり感"は少なめなので、ストレスはありません。

トランスミッション

プリウスなど他社製のハイブリッドカーとの最大の違いは、CVTであることです。CVTとハイブリッドとの相性は良く、滑らかなドライブフィールを生み出しています

CVT自体も優秀で、キックダウンからの加速もスムーズです。

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ハンドリング・取り回し

走行性能

水平対向エンジンならではの重心の低さは、最低地上高が200mmもあるとは思えないほどの安定したコーナリングを可能にしました

4WDで最低地上高も高いので、雪上でも問題なく走ることができます。口コミでも、雪道での走行性能を絶賛する声が多かったのが印象的でした。

ですが直進安定性があまり良くないとの指摘も少数ながらありました。クイックなハンドリングは、直進安定性を犠牲にしたものなのかもしれません。

操作系統のフィーリング

発進時にギクシャクするとの声が多かったです。アクセルを踏んだときに加速がワンテンポずれるので、違和感が残るようですね。

低速走行時、速度を一定に保つのが難しいという批判もありました。もちろん全車速追従のクルコンが使える状況ならば問題になりません。

小回り・取り回し

立体駐車場に入る高さなのは大きなメリットですね。

ステアリングギア比がクイックなので、駐車場での切り返しも楽なようです。

視界

視界の良さは抜群です。スバル車の例に漏れず、XVもインパネの低さやピラーの位置などへの配慮が行き届いている上、SUVならではの視点の高さもあり、特に優れた視界を実現しています。

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乗り心地・静粛性

突き上げ感・ガタガタ感

2014年の小変更で改良されたサスペンションは、幾分マイルドになりました。しかしそれでもトヨタ車などと比べると明らかに硬いです。

しかし高速走行時には当たりが滑らかになり、フラットな乗り心地になります。そのため高速道路の長距離運転は快適そのもので、疲れにくいです。

後席の乗り心地に関しては評価が分かれています。試乗の際は一度後席に乗ってみるのが良いと思います。

静粛性

マイナーチェンジ後のモデルの方がエンジンが静かです。室内の遮音性も、ドアガラスの板厚アップや吸音材の増量が施されたため、マイナーチェンジ後のモデルの方が高いです。

ただし後席に座ると騒音が気になるとの批判もあります。セダンのような3ボックスではないので、車体後部からのノイズ侵入は仕方がないのかもしれません。

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安全性

◯=標準装備 △=メーカーオプション −=設定なし

名称 2.0i 2.0i ES 2.0i-L ES
横滑り防止装置
プリクラッシュブレーキ
定速クルーズコントロール
全車速追従クルーズコントロール
車線逸脱警報
レーンキープアシスト
アダプティブヘッドライト
ハイビームアシスト
ブラインドスポットアシスト
ヒルスタートアシスト
前席エアバッグ
サイド&カーテンエアバッグ

アイサイトがver.2なのが残念ですが、アドバンスドセイフティパッケージが装着できるので、アイサイトver.2.5と呼んでもいいくらいの安全性は確保されています。

2015年10月のマイナーチェンジで、サイド&カーテンエアバッグが全車標準装備となりました。

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値引き額・中古車動向

平均値引き額
値引き対象 平均値引き額(万円)
車両本体 12.5
オプション 15.1

中古車市場の動向

ハイブリッドというとリセールバリューが良いのが常なのですが、XVハイブリッドの場合は、ガソリン車のリセールバリューとあまり差がないようです。

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