新型ルノー・ルーテシア(第5世代)その全貌がついに明らかに!
第4世代のルノー・ルーテシア(海外ではルノー・クリオという車名)は2012年に登場した古いモデルですが、欧州ではまだまだ人気車種です。
しかしフォード・フィエスタやフォルクスワーゲン・ポロなど、ライバルたちは続々とフルモデルチェンジしており、相対的に競争力が低下しつつあるのも事実です。
そのためルノーは、2019年にルーテシアをフルモデルチェンジします。
第5世代となる次期クリオは、高効率は48ボルトのマイルドハイブリッドや、半自動運転などの先進的な装備を搭載するだけでなく、上質なインテリアを特徴とする車になりそうです。
今回は新型ルーテシアに関する最新情報をお伝えします。
更新情報
エクステリアの画像が正式発表されたので追加しました。(2019/01/30)
インテリアの画像が正式発表されたので追加しました。(2019/01/29)
スパイショットを最新のものに差し替え、新たな予想CGを追加し、パワートレインと価格・発売日の情報を更新しました。(2018/07/04)
スパイショットとボディサイズの項目を追加し、パワートレインに関する情報を更新しました。(2018/04/05)
新型ルノー・ルーテシアの概要
エクステリア
コンセプトカー
新型ルーテシアのデザインは、以前発表されたコンセプトカーのシンビオズ(Symbioz)をモチーフとしたものになりそうです。
コの字形のヘッドランプとテールランプが特徴となります。
予想CG
以下の画像はAuto Expressによる予想CGです。
次の画像はAutocarによる予想CGです。
Autocarの予想CGは、最新のスパイショットに基づいたものなので、ヘッドライトが薄型になっています。
スパイショット
市販バージョンの外観
第4世代のルーテシアがモデル末期となっても売れているためか、新型はデザインを大きく変えること無く登場しました。
ヘッドライトとテールライト、そして前後バンパーのデザインがわずかに変化したくらいなので、マイナーチェンジかと疑いたくなるレベルです。
ボディサイズ
新型ルーテシアは、全長が14mm短くなっています。
また、空力を改善するために、全高が30mm下げられました。
インテリア
新型のインテリアは質感にもこだわっているそうで、硬いプラスチックは乗員から遠ざけて配置し、手に触れる部分にはソフトパッドを使うことで、プレミアム・セグメントに近い質感を実現したそうです。
メーターはデジタル・インストゥルメントに変更され、ポートレイトスタイルの9.3インチタッチスクリーンが装着されていますが、温度制御などは物理ボタンで行うようになっています。
これは走行中に操作することを考慮したためです。
ホイールベースが長くなったことで、リアシートのレッグルーム(ヒップポイントから足裏までの距離)が、先代モデルと比較して26mm拡大されました。
また、グローブボックスも大型化された他、391リッター(先代モデルから26リッター増)という、クラス最大のラゲッジスペース容量を実現するなど、収納スペースの充実も図られています。
シャシー
プラットフォームは新型マーチと共通のCMF-Bプラットフォームとなります。
また、2014年にルノーが発表したEOLABコンセプトからヒントを得た、アルミニウムを多用した軽量なボディが採用されるようです。
パワートレイン
ダイムラーと共同開発した1.3リッター・直列4気筒ガソリンターボが搭載されます。
これは150psを発生するものになるでしょう。
0-100km/h加速は8秒前後になるはずです。
4代目のクリオの廉価バージョンに使われていた0.9リッター・直列3気筒は、出力を若干強化された1.0リッター・直列3気筒ガソリンターボに置き換わるかもしれません。
1.5リッター・直列4気筒ディーゼルターボの「dCi」も、引き続き採用されるでしょう。
48ボルト・マイルドハイブリッドは、ディーゼルエンジンとの組み合わせで、Eco2と呼ばれることになりそうです。
ホットハッチのR.S.(ルノー・スポール)モデルには、メガーヌR.S.の1.8リッター・直列4気筒ガソリンターボが搭載されるかもしれません。
上位モデルのエンジンをデチューンして搭載する手法は、フォルクスワーゲンが新型ポロGTIにゴルフGTIの2リッターエンジンを搭載したため、欧州メーカーにおいて今後主流になる可能性があるからです。
トランスミッションは5速ないし6速のマニュアルか、デュアル・クラッチ・トランスミッションのEDCが搭載されます。
自動運転
新型ルーテシアには自動運転が採用される見込みです。
しかしアウディA8のようなレベル3自動運転(特定の状況下ではステアリングから手を離しても良い)ではなく、日産セレナに搭載されている「プロパイロット」のような、半自動運転(ステアリングから手を離してはいけない)になるといわれています。
ルーテシアは比較的安価な実用ハッチバックですから、コスト的に半自動運転が限界なのでしょう。
価格・発売日
Autocarはワールドプレミアを2018年10月のパリモーターショーと予想していましたが、これは外れたようです。
Auto Expressが主張しているように、2019年3月のジュネーブモーターショーが有力でしょう。
その後2019年中に発売されるはずです。
ホットハッチのクリオRS(ルーテシアRS)の発売は少し遅れて、2020年となる予定です。
価格に関する情報は今のところありませんが、このクラスは競争が激しいので、大幅な価格の引き上げは考えられません。
現行型とほぼ同等か、やや高くなる程度でしょう。
ちなみに現行型(4代目)の日本価格は、199〜234万円となっています。
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