2017年のヨーロッパ販売台数ランキングトップ10 日本車は何台ランクインできたか

テクノロジー・業界分析,批評

ヨーロッパで今年(といっても1〜11月までだけど)一番売れた車は何でしょうか?
トップ10の販売台数をまとめてみました。
内外装の画像と併せてご覧ください。


2017年欧州販売台数ランキング

最初にも書いたとおり、1〜11月までの累計販売台数を多い順にランク付けしたものです。

10位

204,742台を販売して10位にランクインしたのはオペル・アストラです。
現行型は全長4.4mオーバーなので、CセグメントもしくはCDセグメントに分類される車です。
セダン・ハッチバック・ワゴンのバリエーションがあります。

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9位

9位は214,329台を販売したシュコダ・オクタビアです。
現行型は3代目にあたり、全長4659mmのDセグメントセダンです。
「コンビ」と呼ばれるステーションワゴンタイプもあります。

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8位

8位は218,238台を販売したVW・ティグアンです。
2代目となる現行型は2016年に登場しました。

現行のティグアンには「オールスペース」と呼ばれるロングホイールベースバージョンがあり、そちらは7シーターとなっています。

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7位

7位は221,497台を販売したオペル・コルサです。
全長4m程度のいわゆる「スーパーミニ」と呼ばれるカテゴリーに属する車で、現行型は2014年に登場しました。

プジョー・シトロエンがオペルを買収したときには、正直「何考えてんだこいつら」と思ったのですが、オペル車がこれほどヨーロッパで売れているとなると、彼らの経営判断にも納得がいきます。
これほどの規模でプラットフォームの統合等が進められるわけですから、かなりのコスト削減を見込んでいるのでしょう。

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6位

6位は225,198台を販売したプジョー・208です。
2012年に登場したにもかかわらず、しぶとく売れ続けています。
208もスーパーミニに属する車で、全長は3962mmしかありません。

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5位

5位は230,860台を売り上げた日産・キャシュカイです。
現行のJ11型は2013年に登場した車ですが、つい先日マイナーチェンジされ、フェイスリフトを受けています。

日本では販売されていないキャシュカイですが、ヨーロッパでは人気車種です。
アメリカでも「ローグスポーツ」として販売されるようになったので、日本にもぜひ導入してもらいたいものです。

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4位

4位は237,770台を販売したフォード・フィエスタです。
現行のMk8にフルモデルチェンジされたのは今年のことですから、この順位も当然といえるかもしれません。

フィエスタもスーパーミニに属する車ですね。
流石にヨーロッパは小型車の本場だけあって、元気なコンパクトカーが人気です。
この手強いライバルに新型マーチは果たして勝てるのでしょうか?

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3位

3位は255,370台を売り上げたVW・ポロです。
現行型の6代目は今年フルモデルチェンジが発表されましたが、まだ納車は始まっていないはず(もしくは始まったばかり)なので、モデル末期の車種が3位にランクインしたことになります。

ポロもスーパーミニですね。
新型ポロはホイールベースが延長されたことで、室内も広くなりましたから、これまで以上に人気車種となるでしょう。

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2位

2位は298,990台を販売したルノー・クリオです。
日本ではルーテシアと呼ばれています。
現行型の4代目クリオは2012年に登場した車ですが、その競争力はまだまだ健在です。

クリオというとR.S.(ルノー・スポール)が人気ですが、その他のグレードも走りの良さに定評があります。
やっぱり欧州で売れる車にとっては、スポーツ性が重要なのかもしれません。

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1位

栄えある1位は445,206台を売り上げたVW・ゴルフです。
2位に15万台近い大差をつけての圧勝でした。

圧勝の要因は、今年行われたビッグマイナーチェンジにあります。
ゴルフ7.5と呼ばれるほどの大幅な手直しを受けたことで、2012年に登場したゴルフの勢いを取り戻すことに成功しました。

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