アルファロメオ・ジュリアQVは、激ヤバのモンスターだった!

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アルファロメオは大復活するかもしれない


2016年後半に登場するであろう、アルファロメオ・ジュリアのトップグレード、ジュリアQV(クアドリフォリオ・ヴェルデ)の詳細が明らかになりました。また以前リークされたエンジンのスペックに加え、各グレードのトランスミッションと駆動方式の組み合わせも判明しました。

トップ画像の出典: netcarshow.com

1.ジュリアのグレード一覧
2.ジュリアQVのスペック
a.驚異的なタイム
b.エアロダイナミクス
c.ベストな重量配分と軽量化
d.理想的な足回りと電子制御システム
3.野心的な目標設定と強気な価格設定
a.自信があるのか? ただの身の程知らずか?

ジュリアのグレード一覧

ディーゼルはおそらく燃費重視、ATのみが設定される2.0Lのガソリンが主力で、V6は完全なスポーツグレードという位置づけになると思われます。

トップグレードにはQV(クアドリフォリオ・ヴェルデ)には、3.0LのV6ツインターボが搭載されます。トランスミッションや駆動方式は未だ非公表(Not Announcement、N/A)ですが、4WDだったらとんでもないモンスター・サルーンになりそうです。

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ジュリアQVのスペック


画像の出典: netcarshow.com


驚異的なタイム

ジュリアQVはニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで7分39秒を記録したと言われています。このタイムはフェラーリ430スクーデリアと同等です。また0-100km/hタイムは3.9秒と、BMW M3並みです。

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エアロダイナミクス

空力面にも抜かりはありません。フロントのアクティブエアロスプリッターは、トップスピード時(304km/h)に100kgのダウンフォースを発生させます。

QVにはダクト付きのボンネットやリアディフューザー、サイドステップも装備され、ノーマルのジュリアとは外観上でもはっきりと差別化されます。

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ベストな重量配分と軽量化

前後重量配分は50:50と理想的です。

ジュリアQVのドアとリアスポイラー、リアクロスメンバーはアルミ製です。しかもQVの「ライトウェイトバージョン」に至っては、ルーフとボンネットがカーボン製なので、車重は1500kgに抑えられています。

パワーは500psなので、パワーウエイトレシオは3ps/kg。BMW M3のそれが3.8kg/psですから、ジュリアQVの動力性能は驚異的です。

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理想的な足回りと電子制御システム

サスペンションは、フロント:ダブルウィッシュボーン、リア:マルチリンク。加えてトルクベクタリング(左右の駆動輪の駆動力配分を制御する機構)が装着されるので、軽量な車体と相まって、かなりのハンドリングマシンになると思われます。

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野心的な目標設定と強気な価格設定

アルファロメオは2018年までに、世界販売台数を400,000台に引き上げようとしています。2014年はたったの74,000台だったので、4年で5.4倍という野心的な目標設定でした。ジュリアはその尖兵として、世界市場を切り崩す使命を帯びていたのです。

しかし中国市場の減速によりアルファロメオは販売戦略の修正を余儀なくされ、ジュリアやそれに続くSUVの投入計画を延期しました。

よって「2018年に400,000台」という目標の達成は、ほぼ不可能になったと見るべきでしょう。

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自信があるのか? ただの身の程知らずか?


画像の出典: netcarshow.com


とはいえアルファ側は強気な構えを崩さず、本気でドイツ御三家を打ち破る腹づもりでいます。

噂されている価格は、ジュリアQVが£53,000(約885万円、1ポンド167円で計算)から、ジュリアQVのライトウェイトバージョンが£66,000(約1102万円)とのこと。事実だとすれば、ライトウェイトバージョンはBMW M3とほぼ同価格です。アルファロメオの自信のほどがうかがえます。

アルファロメオ・ジュリアはその乗り味やパフォーマンスも楽しみですが、アルファロメオの将来を占うモデルとしても注目したい車です。

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2016/01/29追記

ジュリアQVの映像が出てきました。写真でみるよりかっこいいです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の記事もぜひご覧ください。