新型レクサスLS 繊細にして流麗なフラッグシップ F SPORTも追加【4/12更新】
新型レクサスLSがついに公開されました。
LSがフルモデルチェンジされるのは、なんと10年4ヶ月ぶりのことです。
レクサスのフラッグシップ・サルーンの姿を、さっそくチェックしてみましょう。
更新情報
「レクサス新型LS F SPORT」の画像を追加しました。(2017/04/12)
「新型LSのエクステリア」、「新型LSのインテリア」を追加しました。(2017/01/10)
「新型LSのティザー画像」を追加しました。(2016/12/09)
「新型LSの最上級グレードに燃料電池搭載!?」を追加しました。(2016/12/06)
新型LSの概要
レクサスの最上級セダンです。日本において現行型は、3代目トヨタ・セルシオの後継モデルとして登場しました。
しかしセルシオという名前が使われていたのは日本だけで、海外では初代からずっと「レクサスLS」の名で通っています。
現行型レクサスLSが登場したのは2006年。フルモデルチェンジは通常6〜8年前後で行われますから、適切な時期はとうに過ぎています。
今後1年ほどの間に新型LSが登場するはずです。
新型LSのプラットフォーム
スポーツクーペのレクサスLCと同じGA-Lプラットフォームが採用されます。
つまりLC500hに搭載されるマルチステージ・ハイブリッドシステム(有段ギアの自動変速機構を持つハイブリッド)が、LSにも流用される可能性があるわけです。
新プラットフォームの効果で、車重は先代LSより90kgも軽くなったそうです。
つまり新型LSの車重は1860kg程度(ガソリン車)と思われます。車体が大きくなったのに車重が軽くなるとは驚きです。
新型LSのボディサイズ
全長5225mm、全幅1900mm、ホイールベース3125mmという、堂々たるボディサイズを誇ります。
しかし全高は1450mmしかありません。
メルセデス・ベンツSクラスの全高が1495mm、BMW7シリーズは同1480mmですから、新型LSの低さが際立っています。
そのためか新型LSは大柄な車体にもかかわらず、華奢で、どこか繊細な印象です。
新型LSのエンジン
LS500に搭載されるのは、新開発の3.5L・V6ツインターボです。
最高出力421ps、最大トルク600Nmを発生します。
LS500の0-100km/h加速タイムは、わずか4.5秒。
韓国キア・モータースが投入するプレミアム・4ドアクーペ「スティンガーGT」よりも速いタイムです。
10速ATの効果でしょうか。(スティンガーGTは8速AT)
LS460には自然吸気のV8が搭載されるはずですが、スペックはまだ公表されていません。
判明次第、この項目に追記します。
新型LSの発売日
発売日はまだ不明ですが、発表は2017年1月8日から始まるデトロイト・モーターショーだと判明しています。
よって2018年までには発売される可能性が高いです。
新型LSのエクステリア
新型LSのインテリア
新型LS F SPORT
スポーティーバージョンのF SPORTですが、見た目は比較的大人しめです。
中身に関しては、可変ギアレシオステアリング(VGRS)、電動パワーステアリング(EPS)、ダイナミックリアステアリング(DRS, 後輪操舵のこと)を統合制御する「レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム(LDH)」に、アクティブ・スタビライザーやアダプティブ・サスペンション(AVS)を協調させることで、あらゆる状況においてロールと上下動のコントロールが可能となり、フラットで快適な乗り心地と、優れたステアリングレスポンスの両立がなされています。
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新型LSのティザー画像
スピンドルグリルは健在ですね。
ボンネットが短く見える弱点があるので、筆者個人としてはあまり好きではないデザインですが、レクサス顔として定着しているので今更やめられないのかもしれません。
フロントバンパーのデザインはLF-LCというよりも、つい先日マイナーチェンジしたレクサスISに近そうです。
目を凝らして画像をよーく見ると、バンパーのサイドに巨大なダクトがあるのがわかると思います。
巨大なホイールも目を引きますね。
おそらく20インチ以上だと思いますが、スポークのデザインが独創的で面白いです。おそらく空力にも配慮されたホイールデザインなのでしょう。
リアセクションでは、2本のショック・アブソーバーが目立っています。
金属スプリングがないのでエアサスでしょう。
リアサスペンションの形式はマルチリンクだと思われます。
でもリンクの複雑さからすると、ただのマルチリンクではなさそうです。
4輪操舵(4WS)など、何か隠し玉があるのかもしれません。
最近はBMWなどが大型車に4WSを採用しているので、LSにもあり得ると思うのですが。
新型LSの最上級グレードに燃料電池搭載!?
オーストラリアの自動車メディア
- 後席下とラゲッジ下に計2つの水素タンクを持つ
- 150kWの燃料電池スタックをフロントシート下に搭載
- 出力220kW(約300ps)のモーター
- 車重2100kg(現行のLS600hは2320kg)
- 航続距離は380km
以上のようなスペックになるとしています。
事実かどうかはともかく、LSのような高級大型セダンに燃料電池車(FCV)を設定するのは、目の付け所は悪くありません。
というのも、現在の貧弱な水素インフラでは、一般の顧客がFCVを買うことはまれで、購入者の大半は公共団体や企業だからです。
よって政府関係者の車両などに売り込みの的を絞りたい所ですが、MIRAIではお偉方の車としてふさわしくありません。
でもレクサスLSのFCVならば、政府首脳や企業のエグゼクティブからも不満は出ないはずです。
LSのFCV仕様は、意外と売れるかもしれませんよ。
新型LSのベースとなる「LF-FCコンセプト」
レクサスLF-FCコンセプトは、新型LSのデザインスタディだと言われています。
3000mm超のホイールベース、燃料電池を搭載するというコンセプトカーです。
他に3.5L・V6+ハイブリッドと5.0L・V8の搭載が有力視されていま
新型レクサスLS 最新のスパイショット
以前のスパイショットよりもトランク部分が短くなり、リア周りがクーペライクに変化しているように見えます。
新型レクサスLS 以前のスパイショット
斜め前の角度から見ると、ヘッドライトが飛び出しているように見えます。
「げえっ! トヨタめ、またやらかしやがったな!」と筆者は思わずのけぞってしまったのですが、autoblog.comによると、これはダミーのヘッドライトカバーとのことです。出目金デザインじゃなくてホッとしました。
レクサスの象徴たるスピンドルグリルは、3代目の控えめのデザインを受け継いでいるようですね。最近のスピンドルグリルは過激すぎるものばかりだったので一安心です。
新型はAピラーとCピラーが現行型よりも寝ていて、よりクーペ的なフォルムになっています。Cピラーもかなり細身です。
リア周りの輪郭はあまり変わっていませんね。セダンの場合、リア周りが似たり寄ったりになってしまうのは仕方がないのでしょう。テールランプはやはりダミーのカバーです。
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