三菱GT-PHEVは新型アウトランダー 次世代プラグインハイブリッドは驚異の実力

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三菱自動車がパリ・モーターショー(パリ・サロン)で発表するコンセプトカー「GT-PHEV」が公表しました。この車見た目はアレですが、中身はスゴイです。

トップ画像の出典: autoexpress.co.uk


GT-PHEVのデザイン

エクステリア

画像の出典: autoexpress.co.uk

見てわかるように、かなりアクの強いデザインをしています。とくにフロントバンパー両サイドの「ダイナミックシールド」と呼ばれる意匠は、ちょっとやり過ぎな感じがします。しかもレクサスのスピンドルグリルっぽいですし。

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でも大きく傾斜したフロントウィンドウや、ガラス面積の狭さなど、ウエストラインから上はクーペライクなデザインです。しかもリア周りはスタイリッシュなので、後ろから見ると結構かっこよく見えます。

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この車のデザインがおかしく見えるのは、フロントとリア、ウエストラインの上下で、それぞれ異なる印象のデザインをコーディネートしてしまったためでしょう。全体的にチグハグな感じがしますよね。顔と下半身だけはいかつくて(でもお尻は小さい)、上半身は優男な感じです。それにPHEVという車の性格を考えれば、こんな悪そうな顔つきにする必要はなかったと思います。

2016年のパリ・モーターショーで発表された画像

画像の出典: motorauthority.com

インテリア

観音開きドアの開口面積がデカい

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三菱自動車によると「ホライゾナルダッシュボード」と「ハイセンターコンソール」を組み合わせたとのことです。

ホンダ・ヴェゼルのようにセンターコンソールの位置が高い

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また、バーガンディレザーのインテリアも用意されます。レザーの色は外装のハイライト色に合わせたものになるとか。写真の車両なら赤茶色になるということですね。

広いリアシート

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コンセプトカーは5人乗りですが、次期アウトランダーも7人乗りのはずですから、市販バージョンのリアシート周りはまったく異なるデザインになるでしょう。

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新開発のプラグインハイブリッドシステム

次期アウトランダーPHEVにも搭載されるであろうプラグインハイブリッドシステムは、EV走行距離が120kmにまで引き上げられています

新型プリウスPHVのEV走行距離は60kmです。電気自動車の日産リーフですら172km(米国EPA燃費)ですから、GT-PHEVは、ほぼEVとして運用できるレベルです。

この電動パワートレインにエンジンを組み合わせた際の航続距離は、なんと1200km。ガソリンスタンドに行く回数がますます減りそうですね。

駆動方式は4WDとなります。現行型のアウトランダーPHEVと同じく「スーパーオールホイールコントロール(S-AWC)」が採用されるそうなので、GT-PHEV(つまり次期アウトランダー)も、前後にモーターを搭載するツインモーター式4WDになるはずです。

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クラウドに接続して燃費を改善?

最近の車はコネクティビティの充実が著しいですが、GT-PHEVも例外ではありません。クラウドと接続して天候や道路状況に関する情報を取得し、燃費改善に役立ているというのです。

局所的な状況も、車両のセンサやカメラを利用して把握し、車の制御に役立てると三菱は主張しています。

おそらく、

  • 雨などで滑りやすい路面では4WD、そうでない路面では2WD
  • 坂の登りではモーターアシスト、下りではエンジンブレーキを効かせつつ充電
  • 前方の渋滞が避けられないなら事前に充電し、渋滞の車列の中ではモーターのみで走行

などといったやり方で、燃費を改善するのではないでしょうか。あくまで推測ですが。

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MITSUBISHI is Back

燃費偽装の発覚よりも前から、三菱自動車は縮小再生産を繰り返してきました。ミラージュが安いだけの車になり、FTOやエクリプスが消え、ギャランやコルトも無くなり、ランエボも終焉。あのままだったら燃費偽装が無くても、数年で三菱自動車は潰れていたでしょう。

燃費偽装が発覚したことで結果的に日産の傘下に入れたことは、三菱自動車にとってチャンスだと思います。新型アウトランダーがGT-PHEVに近いスペックで発売されれば、三菱自動車復活の狼煙となるでしょう。見た目だけは変えてほしいですけどね。

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