レクサスLC500/LC500h 走りも見た目も退屈さは皆無【3/22更新】

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レクサスLC500/LC500hは、レクサスのフラッグシップとなるスポーツカーです。
しかしスポーツカーといっても速さだけの車ではなく、コンフォート性や燃費性能も兼ね備えています。

でも一番の特徴は「走りの楽しさ」なのかもしれません。
以前のトヨタ=レクサスといえば、「信頼性は高いけどつまらない」「燃費はいいけど退屈」と言われるのが常でしたが、LC500を評した海外メディアは「退屈からは程遠い」と、手放しの褒めようです。

トヨタ・C-HRもですが、最近のトヨタ=レクサスは「楽しい!」と評価されることが多くなってきてますね。
豊田章男社長が就任以来取り組んできた「いいクルマづくり」の成果が表れ始めているのかもしれません。

デザインの評価も良くなっていますし、トヨタがかっこよくて楽しい車を作り始めると、いろいろと困ったことになるメーカー(特に欧米の海外メーカー)が出て来ると思います。
環境規制の強化や自動運転、パワートレインの電動化と相まって、遠からず業界の大再編が起こるのではないでしょうか。

このページではレクサスLC500/LC500hの画像と概要をまとめてみました。
LC500/LC500hの全貌をざっくり掴むのにお役立て下さい。

更新情報

価格表とグレード別の装備比較表と、TRDのエアロパーツを追加しました。(2017/03/22)

インテリアとエクステリアの項目に画像を追加しました。(2016/12/09)

画像の出典: carscoops.com


レクサスLC500/LC500hのインテリア

走り込んで最適化したというインテリアは、ドライバーに重きを置いたスポーツドライビングのためのデザインが施されています。

ステアリングは握る位置によって断面形状を変えて握りやすく工夫されていますし、シフトやインフォテイメントも直感的に操作できるようになっているそうです。

個人的には、横に真一文字のダッシュボードがすごく新鮮に感じました。見やすいですし、シンプルでかっこいいですよね。

2016年12月9日追加画像

LC500hプロトタイプのインテリア画像。ワインレッドの内装がかっこいい。
ステアリング周り。シンプルな単眼メーターが見やすそうだ。

画像の出典: carscoops.com

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レクサスLC500/LC500hのエクステリア

ボディサイズは全長4760mm全幅1920mm全高1345mmとなっています。

デザインは文句なしにかっこいい! それ以外に言うことありませんね。

画像の出典: netcarshow.com

2016年12月9日追加画像

LC500 Sport+ の外観。Aピラーがしなって見えるデザインなのが面白い。
リアもかっこいい。
リアスポイラーは可動式。
カーボンルーフで軽量化&低重心化。
こちらはLC500h。ダーク系のカラーの方がLCには似合う気がする。
抜群のプロポーション。
ため息が出るほどの美しさ。
ホイールも手が込んでいる。

画像の出典: motor1.com

エアロパーツ

TRD

リップスポイラー、サイドステップ、リアスポイラー、ディフューザーがラインナップされるTRDのレクサスLC用エアロパーツ。
シンプルなのでLCのデザインや雰囲気を壊すことなく、スポーティーな印象だけを加えることができます。

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レクサスLC500/LC500hのシャシー

新開発の「GA-Lプラットフォーム」が採用されました。
このプラットフォームによりフロントアクスル(前輪車軸)を前進させオーバーハング(F:920mm, R:970mm)を削減すると同時に、ホイールベースを延長(2870mm)し、前後の車軸の間にエンジンを低く配置できるようになったのです。

また、12Vのバッテリーをトランク移すことで重量配分を最適化。これらによってリニアなハンドリングを実現したそうです。

シャシーはハイテンション鋼やアルミ、カーボンファイバーの組み合わせで構成されています。フロントサスペンションタワー、フロントフェンダー、ドア外板にアルミ。ドアインナー、ラゲッジドア、ルーフなどはカーボンです。

サスペンションはマルチリンク式。軽量・高剛性シャシーとの相乗効果で、シャープなステアリングフィールが期待できます。

LC500/LC500hには、レクサスの未来がかかっている

GA-Lプラットフォームは、次期GSやLSにも使われると言われています。レクサスの将来を左右する重要なプラットフォームですから、LC500/LC500hの出来は、レクサスの今後を占う試金石ということになります。

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レクサスLC500/LC500hのエンジン

ガソリンエンジン車のLC500には、5.0L V8が搭載されます。最高出力473ps、最大トルク53.7kgf・mで、0-100km/hは4.5秒以下です。

新型スープラのエンジン音がしょぼかったので心配していたのですが、LCはLFAのような勇ましい音を響かせていて安心しました。

マルチスピードハイブリッドシステム

一方、ハイブリッド車のLC500hには、マルチスピードハイブリッドシステムが採用されます。

これは4段の有段ギアを組み合わせたハイブリッドシステムで、低速時にはローギアでエンジンを高回転に保ち、パワフルな走りが可能です。
もちろんシステム全体の効率が高い回転数に調整して、燃費の改善もできます。

これまでのハイブリッドシステムは、どちらかと言えば燃費一辺倒だったため、加速時にはギア比の高さが災いし、モーターならではの力強い加速がスポイルされていました。

マルチスピードハイブリッドならばどんなシチュエーションからでも最適なエンジン回転数とモーターアシストができるため、ドライバーは常にダイレクトな加速感を味わえるのです。
スポーツカーにふさわしいハイブリッドシステムといえるでしょう。

LC500hは359psで、0-100km/h加速は5秒以下とされています。

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レクサスLC500のトランスミッション

ハイパフォーマンスカーの世界では、近年DCTの採用が一般的です。しかしレクサスはLC500のトランスミッションに、アイシン製の10速ATを選びました。

トルコン式のATと、動力が寸断されないDCTとでは、変速スピードに格段の差があるように思えます。しかしレクサスの主張によると、LC500の変速スピードは0.2秒(Dレンジ)で、DCTと変わらないとのことです。

でも最新のDCTだと変速スピードが0.1秒を切るようなものも存在するので、レクサスのこの主張には素直に頷けません。0.2秒という変速スピードは初期型の日産・GT-Rと同等ですから、1〜2世代前のDCTと同じくらいと考えておくのが妥当でしょう。

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レクサスLC500/LC500hの価格とグレード別の装備比較表

価格表
車種 グレード 価格(万円)
LC500h “L"パッケージ 1350
標準車
“S"パッケージ 1450
LC500 “L"パッケージ 1300
標準車
“S"パッケージ 1400
グレード別の装備比較表
装備 グレード LC500h LC500
ルーフ “L"パッケージ ガラスパノラマ
標準車 カーボン
“S"パッケージ
ホイール “L"パッケージ 20インチ鍛造アルミ
標準車
“Sパッケージ" 21インチ鍛造アルミ
アクティブリアスポイラー “L"パッケージ 無し
標準車
“Sパッケージ" 有り
メーターフード “L"パッケージ 合成皮革
標準車 アルカンターラ
“S"パッケージ
シート “L"パッケージ セミアニリン本革
標準車 アルカンターラ/本革
“S"パッケージ
ルーフライナー “L"パッケージ ベレーザ
標準車
“Sパッケージ" アルカンターラ
スカッフプレート “L"パッケージ ステンレス
標準車 CFRP
“S"パッケージ

本格スポーツカーとしての装備が整っているのが“S"パッケージ、ガラスパノラマルーフ等の快適装備充実しているのが“Lパッケージ"という棲み分けがなされています。

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