ボルボXC40 期待の新型SUVは、XC90の技術を継承。【9/22更新】
ボルボのラインナップに新たに加わるコンパクトSUV・XC40が、ワールドプレミアされました。
コンセプトカーの「40.1」と、ほぼ変わらないのデザインでの登場です。
今回はボルボXC40の概要と、内外装の画像をご覧ください。
更新情報
エクステリアとインテリアの項目に公式画像を追加し、ページ内の記述を正式発表されたものに修正しました。(2017/09/22)
エクステリアとインテリアの項目に流出画像を追加し、ページ内の記述を最新の情報に修正しました。(2017/09/16)
ボルボ・XC40とは?
ボルボのラインナップの中ではハッチバックのV40と並んで、最もコンパクトな車種となります。
ボルボはXC40を皮切りに、V40、S40と続く「新世代40シリーズ」によって、ブランドの販売台数を現在の50万台から80万台に押し上げる考えです。
XC40は年間10万台の販売を見込んでおり、ボルボの屋台骨を支えるモデルとして期待されています。
昨今のSUVブームを鑑みるに、ボルボの最量販車種となるのはV40でなく、このXC40となるでしょう。
XC40のエクステリア
正式発表されたXC40のエクステリア画像
18インチ・アロイホイールとLEDヘッドライトは、全車標準装備となります。
XC40のボディサイズ
全長4425mm、ホイールベース2702mmということだけが判明しています。
全高はXC60(1715mm)よりも、3mmだけ低いようです。
Rデザインのエクステリア
Rデザインを選択すると、ブラック・ルーフ、ダイヤモンドカットまたはマットブラックのアロイホイールが装着されます。
また、「Pro」というオプションを選択すれば、最大21インチのアロイホイールも装着可能です。
40.1コンセプト
XC40のベースとなった、40.1コンセプトです。
XC40のスパイショット
開発初期段階のXC40を捉えたスパイショットです。
XC40のインテリア
正式発表されたXC40のインテリア画像
センターコンソールの9インチタッチスクリーンからは、サテライトナビゲーションが利用できます。
これは高度な音声認識と、リアルタイム交通データを収集するためのSIMカードを備えているナビです。
また、「オンコール」と呼ばれるスマホアプリからは、リモートで冷房や暖房を操作し、予め車内を適温にしておくことができます。
アナログメーターに替わる12.3インチのデジタル・インストゥルメントは、ベースグレードの「モメンタム」にも標準装備されます。
デュアルゾーン・エアコンや、アクティブ・エアフィルトレーション(空気濾過)、リアパーキングセンサーなども同様に標準装備です。
ラゲッジスペース容量は460リッターだそうですが、その数値が仮に5名乗車時のものだとすると、おそらく床下の荷室も合わせた容量だと思います。
写真からすると、多分リアシートを倒したときの数値でしょうけど。
Rデザインのインテリア
Rデザインを選択すると、ヌバックレザーを用いたサポート性の高いシートと、ダッシュボードのアルミ加飾を組み合わせた、スポーティーな仕上げとなります。
また、「Pro」というオプションを選択すれば、1200kWのハーマン・カードン・オーディオや、半自動運転を追加可能です。
XC40のシャシー
XC40には、コンパクト・モジュラー・アーキテクチャ(CMA)が採用されました。
CMAは上級モデルのプラットフォームであるスケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ(SPA)と技術を共用しています。
したがってCMAでは、SPAのパワートレインやインフォテインメント、空調、データネットワーク、安全装備など、様々な要素を共有できるため、スケールメリットによるコスト削減や生産工程の合理化はもちろん、上級モデルの技術をエントリーモデルにも採用し、魅力的な車を生み出す手助けにもなるのです。
例えばボルボのフラッグシップSUVであるXC90(プラットフォームはSPA)には、「ツインエンジン」と呼ばれるプラグインハイブリッド(PHV)のグレードが設定されていますが、CMAもパワートレインの電動化を想定して作られているため、XC40にもPHVが用意されます。
上級モデルの技術を素早くスピンオフさせて、XC40の商品力を高めているわけですね。
XC40のエンジン
ガソリンエンジンは3種類、ディーゼルは2種類がラインナップされます。
グレード | 燃料 | 馬力(ps) |
---|---|---|
T3 | ガソリン | 156 |
T4 | 190 | |
T5 | 250 | |
D3 | ディーゼル | 150 |
D4 | 190 |
エントリーグレードのT3の場合には2WDしか選択できませんが、その他グレードでは2WDと4WDの両方から選ぶことができます。
ギアボックスは基本的に全グレードATで、T3とD3のみMTを選択可能です。
T5 ツインエンジン
プラグインハイブリッド(PHV)の「T5 ツインエンジン」は、1.5リッター・直列3気筒に、7速DCTと74馬力のモーター、そしてバッテリーを組み合わせたものです。
XC90の技術がそのまま使われるならば、ギアボックスとモーターの間にスターター/ジェネレーターユニットが挟み込まれ、エンジンとモーターのトルクギャップを埋める役割を果たすことになります。
XC40の安全装備
ボルボといえば、安全へのこだわりをイメージする方も多いでしょう。
XC40はCMAプラットフォームの採用により、上級車種の安全装備を採用することが可能になりました。
したがってシティセーフティ(オートブレーキ)が装備されるだけでなく、レーンキーピングアシストや、360°カメラ、自動ブレーキ付きのクロストラフィックアラートなども利用できます。
また、小型SUVであるにもかかわらず、半自動運転も搭載されるというのですから驚きです。
半自動運転は「Pro」というオプションに含まれています。
XC40の価格・発売時期
英国価格は27,905〜39,305ポンドです。
1ポンド=150円換算だと、およそ418.6〜589.6万円となります。
発売は2018年初頭ですが、日本への入荷がいつになるかは不明です。
プラグインハイブリッドは遅れて発売されます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。