日産 新型エクストレイル 4代目はファミリー向けSUVに
日産 エクストレイル(米国名: ローグ)がフルモデルチェンジされました。
新型エクストレイルはルーミーなインテリアと優れた運転支援システムが特徴です。
エクストレイルというと若者向けなイメージでしたが、今度の新型は「ファミリーハブ」というコンセプトを打ち出しています。
今回は新型エクストレイルの概要をご覧ください。
新型エクストレイルの概要
エクステリア
フローティングルーフやVモーショングリルといった意匠を受け継ぎながらも、ユニークなスプリット式のヘッドライトやボディ側面のキャラクターラインなどにより、全く異なる印象を獲得することに成功しています。
意外なことに、新型エクストレイルはボディサイズがわずかに小さくなりました。
全長は約30.5mm短く、全高は5mm低くなっています。
空力にはかなり配慮されているようです。
フロント下部には3Dタイヤディフレクターが装着されている他、アクティブグリルシャッターやアンダーボディカバー、フロントからサイドへの空気流を制御するエアカーテンなども装備されています。
インテリア
「ファミリーハブ」というコンセプトでデザインされたという新型エクストレイルのインテリアは、快適性が追求されています。
前後席のシートヒーター、サイドミラーヒーター、ステアリングホイールヒーターを標準装備。
シートは「日産ゼログラビティシート」と呼ばれるもので、快適なサポート感が得られます。
シート表皮はグレードによりますが、本革かセミアニリン本革となります。
リアシートはワンタッチで折り畳める分割可倒式。
パワーリフトゲートも装備されています。
簡単に洗えるラゲッジスペースはエクストレイルの伝統ですね。
広さに関しては、前席と後席は先代比で広くなりましたが、5名乗車時のラゲッジスペースは狭くなってしまいました。
車体サイズがコンパクトになったことが影響しているのでしょう。
5名乗車時のラゲッジスペース容量は1,033リッターと、先代モデルから80リッターほど減少しています。
しかし後席を折り畳んだときのラゲッジスペース容量は2,098リッターと、先代モデルから115リッターほど増えています。
テールゲート開口部も正方形に近づき、荷物の積み下ろしがしやすくなっているようです。
シャシー
ステアリングと加減速を監視する、「ビークルモーションコントロール」が装備されました。
インテリジェントAWDシステムやドライブモードセレクターと連動して、4輪の個別制御を可能にするそうです。
また、インテリジェントAWDシステムには新しい電気油圧クラッチが搭載され、リアへのトルク配分のレスポンスが向上しています。
ステアリング修正の必要性を最小限とするために、電動パワーステアリングのギアレシオがよりクイックになった他、サスペンションも新しくなりました。
ブレーキは4輪ともディスクブレーキです。
パワートレイン
エンジンは2.5リッター・直列4気筒ガソリン自然吸気です。
最高出力は184ps、最大トルクは245Nmを発生します。
トランスミッションはCVTです。
運転支援システム
全グレードに「日産セーフティシールド360スタンダード」を標準装備しています。
含まれる機能は以下の通りです。
- プリクラッシュブレーキ(歩行者検知機能付き)
- ブラインドスポットウォーニング
- リアクロストラフィックアラート
- レーンディパーチャーウォーニング
- ハイビームアシスト
- リアオートマティックブレーキ(後進時)
これらに加え、「インテリジェントドライバーアラートネス」や「リアドアアラート」「ブラインドスポットインターベンション」「交通標識認識」なども搭載されています。
日産が誇る自動運転システムの「プロパイロットアシスト」ももちろん装備。
ステアリングアシストやインテリジェントクルーズコントロールはそちらに含まれています。
また、ナビゲーションとの連動も可能となり、高速道路のカーブにおけるより自然な減速が可能となりました。
価格・発売日
価格はまだ公表されていません。
発売は2020年秋を予定しています。
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