
フォルクスワーゲン(VW)の電動SUVであるID Crozzが、公道でのテストを開始したようです。
ハッチバックのID.3に続いて発売されると見られています。
今回はID Crozzの概要と、スパイショットをご覧ください。
VW ID Crozzの概要
エクステリア
スパイショット
テストカーはカモフラージュが施されていますが、そのフォルムはID Crozz Ⅱ コンセプトとは異なっています。
コンセプトがクーペSUV的なルーフラインを持っていたのに対し、テストカーのフォルムは一般的なSUVのそれです。
見た目重視のクーペSUVから、実用性重視の現実路線にシフトしたものと思われます。
ID Crozz Ⅱ コンセプトに関しては、以下の関連記事をご覧ください。
ボディサイズ
コンセプトは全長4,625mm、全幅1,891mm、全高1,609mm、ホイールベース2,773mmでした。
これはティグアン(全長4,500mm)と、7人乗りのティグアン・オールスペース(全長4,712mm)の中間に位置するサイズです。
おそらく市販バージョンのID Crozzも、同じくらいのサイズになるでしょう。
しかしID CrozzはEVなので、オーバーハングを短くして、ホイールベースを長く取ることができます。
そのため室内の広さは、ティグアン・オールスペース(W/Bは2,791mm)並になるはずです。
シャシー
VWのEV専用プラットフォームであるMEBが用いられています。
パワートレイン
フロントとリアにそれぞれ1つずつ、計2つのモーターを搭載します。
フロントのモーターは100ps、リアのモーターは200psし、システムの総出力は300ps、駆動方式はAWD(全輪駆動)です。
床下に83kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、航続距離は483km(300マイル)以上になるでしょう。
150kWの急速充電を使用すれば、30分で容量の80%をチャージできます。
価格・発売日
価格に関する情報はまだありません。
ID.3が2019年9月のフランクフルトモーターショーで発表され、おそらく2020年の初頭に発売されます。
ID CrozzはID.3からそれほど遅れずに発売されると考えられているため、2020年の後半には登場するでしょう。
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