新型RS4アバント/RS5にはポルシェ製V6ツインターボ搭載
RS5は、アウディA4をベースとするクーペ・A5を、Audi Sport Gmbh(旧称・quattro Gmbh)がチューニングした、まさしくメーカー謹製のコンプリートカーといえるものです。
また、RS4アバントは、世界最速のステーションワゴンとしてお馴染みです。
「RS」はクラス最速の称号といっても過言ではありません。
そのRS4アバントやRS5は、ベースとなるA4アバントが新型(B9型)に切り替わったため、モデルチェンジのタイミングを迎えています。
そんなRS5やRS4アバントの新型に、ポルシェ・パナメーラ4Sのエンジンが搭載されるという情報が飛び込んできました。
画像の出典: motor1.com
新型アウディRS4アバントのスパイショット
新型アウディRS5のスパイショット
2016年12月撮影
2017年1月撮影
新型RS4アバント/RS5のエンジン
現行RS4アバントとRS5には、4.1L・V8自然吸気(NA)が搭載されているのですが、新型には先日フルモデルチェンジを果たしたばかりのポルシェ・パナメーラ4S用2.9リッター・V6ツインターボに搭載される予定です。
このエンジンには、
- ヘッド一体型エキゾーストマニホールド
- プラズマ溶射シリンダー
- スプレーガイデッド直噴
など、最新の技術が投入されています。
パナメーラ4S版は、最高出力440ps・最大トルク550Nmを発生します。
1750rpmという低回転から最大トルクを発生するため、現行型V8(最大トルク発生回転数は6000rpm)とは正反対のキャラクターを持つエンジンといえるでしょう。
新型RS4アバント/RS5に搭載されるバージョンは、Audi Sport Gmbhによってさらなるチューニングが施され、455ps・600Nmまでスープアップされます。
パナメーラ4Sの車重は1870kg。現行型(B8)のRS4アバントの車重は1860kg、RS5は1810kgですが、新型は軽くなるはずなので、パナメーラ4S以上の運動性能が期待できるでしょう。
新型RS4アバント/RS5のシャシー
すでにデビューしている新型A4/A5と同様に、MLB Evoプラットフォームに切り替わります。
軽量化に配慮されたMLB Evoは、A4セダンにおいて先代比120kgもの軽量化を可能にしました。
よってRS4アバント/RS5においても、大幅な軽量化は難しくないはずです。
駆動方式はもちろん4WDとなります。
新型RS4アバント/RS5の価格・発売時期
新型RS5は、2017年3月のジュネーブ・モーターショーでワールドプレミアされます。
生産は2017年6月より開始されるそうなので、発売は2017年夏になると思われます。
新型RS4アバントは現在開発の最終段階で、ワールドプレミアは2017年9月のフランクフルト・モーターショーが有力です。
生産は2017年12月開始とされているため、発売は2018年初頭となるでしょう。
価格はまだ明らかになっていません。
現行型からすると1400万円程度になると思われますが、円安なので若干上振れするかもしれませんね。
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