デイリーF1ニュース(2017年7月23日号)FIA、Halo導入の必要性を訴える

F1,デイリーF1ニュース,モータースポーツ

最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース
本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • FIA、Halo導入の必要性を訴える
  • パーマー「僕は迷信深くないけど……」
  • リカルド、ハンガリーGPを語る

それではご覧ください。

前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年7月22日号)メルセデスはHaloに理解を示す

翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年7月24日号)メルセデスがホンダの復活に太鼓判!?


FIA、Halo導入の必要性を訴える

主に見た目の問題から批判一色の頭部保護デバイス「Halo」ですが、FIAは導入の必要があると断言しました。

「Haloのテストは成功を収め続けました」とFIAは主張します。「3つの重要な主要リスク、つまり『車と車の接触』『車と環境との接触』『外部の物体(デブリなど)』を中心にテストが行われました。」

「車と車の接触の場合、Haloは車の全重量の15倍(10,920kg)の静的荷重に耐えることができるため、怪我の可能性が大幅に減少しました」

「車と環境との接触においては、多くのケースでHaloが壁やバリアとヘルメットとの接触を防ぐことができます。これは過去の事故を参考にしたものです」

「最後に外部の物体が飛来した場合には、Haloが大きな物体をコクピットからうまく逸らすことができるだけでなく、小さな破片に対する防護レベルの増加も実証されました

「サーキットテストからのフィードバックでは、視界が実質的に影響を受けておらず、中央の支柱による視界への重大な障害も無いことが明らかになりました。また、コクピットからの脱出に関する問題も無く、安全な救出を確実にするための手順も策定されています」

小さな破片に関しても防護レベルが上がるというのは意外でした。
車知楽では「小さな破片に効果が無い」と書いてしまったことがあるので、この場を借りて訂正とお詫びをしておきます
Haloによって空気の流れが変わるので、コクピットに小さなデブリが飛び込みづらくなるのでしょうか。
ともかく、Haloの機能面はかなり優れているようです。

見た目の悪さに関してはFIAも気にしているらしく、2018年に導入されるHaloは、チーム・ドライバー・FIAの共同作業によって、より洗練されたデザインに変わるのだとか。
とはいえ機能面を考えると、デザインを大幅に変更するのは不可能でしょう。

Source: FIA defends decision for Halo device | f1technical.net

目次に戻る

パーマー「僕は迷信深くないけど……」

ジョリオン・パーマーの苦悩は続いています。
チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグが八面六臂の大活躍をしているだけに、パーマーにとってはなお一層辛い状況です。

「僕は迷信深くないけど、この不運は断ち切らなければならないね」とパーマーは言います。「僕はアンラッキーなパンツを(すでに)燃やしてしまったので、(どうやって不運を断ち切るか)今は途方に暮れている!」

たしかにパーマーは彼自身のミスというよりも、フリー走行でトラブルが出て波に乗り切れずに終わるとか、レースでトラブルが出てリタイアに追い込まれるというような展開が多いです。
イギリスGPでも、油圧システムのOリングのような単純な部品にトラブルが発生し、フォーメーションラップで車が止まるという不運がありました。

しかし来週のハンガリーGPでは、パーマーのR.S.17に新しいフロアが導入されます。
また、最新のフロント・ボディーワークと、冷却システムも試すそうです。

「チームにとってはエキサイティングだ」とパーマー。「僕たちには競争力があり、中団グループのライバルたちより前にいる。ハンガリーでもそう合って欲しいね」

GP2では2013年に優勝したこともあるハンガロリンクで、パーマーは悲願の今シーズン初ポイントを獲得できるのでしょうか。

Source: Palmer: 'I’m not superstitious, but…’ | en.f1i.com

目次に戻る

リカルド、ハンガリーGPを語る

レッドブルダニエル・リカルドにとって、ハンガロリンクは思い出の地です。
なにしろ彼がF1で2勝目を上げた場所なのですから。

「2014年のハンガリーはクールな勝利だった!」とリカルド。「勝つためにハミルトンとアロンソを抜かなければならなかったからね」

リカルドはハンガロリンクとの相性が良く、2014年にレッドブルへ加入して以降、ハンガリーGPで表彰台を逃したことは1度もありません。

「今年はさらに大きなグリップ力があるので、もっと楽しくなるだろうね。第2セクターは素晴らしいものになるんじゃないかな。F1でもっとも好きなセクターの1つなんだ」

「このコースで他者を確実に押しのけるには、オーバーテイク可能な3ヶ所が鍵となる。僕は過去にターン1では何度かいい動きをしてきた。ターン2ではイン側でもアウト側でも、両方のレーンから行ける。そしてヘアピンも楽しい」

「もし日曜日が暑いなら、絶対に体とってキツいレースになる。だから土曜の夜に肉を食べすぎるミスは、もう繰り返さないよ!」

にも関わらず、土曜の夜にはチームスタッフと食事する計画があるそうです。
そういえばアゼルバイジャンのときも「食事が楽しみ」だと言ってたような。意外とグルメなのかもしれませんね。

Source: Ricciardo eyes winning chance in Hungary | en.f1i.com

目次に戻る

前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年7月22日号)メルセデスはHaloに理解を示す

翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年7月24日号)メルセデスがホンダの復活に太鼓判!?

最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。