デイリーF1ニュース(2017年11月7日)新エンジン規則を支持する人々
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- 新エンジン規則を支持する人々
- ピレリは来季6つのコンパウンドを用意
- マッサ、来年は新しいことにチャレンジ
それではご覧ください。
新エンジン規則を支持する人々
フェラーリ、メルセデス、ルノーの3メーカーは、2021年からの新エンジンレギュレーション案に反対していますが、賛成している人々もいます。
イルモアやコスワースといった、エンジンビルダーたちです。
既存のレギュレーションでは、レーシングエンジンの製造を生業としているエンジンビルダーでは、技術的にも商業的にも参入不可能だと言います。
現在のエンジンにはMGU-Hが必要なので、中小企業が手に負えるレベルではないのでしょう。
しかし新しいエンジンレギュレーションならば、独立したエンジンビルダーでも参入できるかもしれないと言うのです。
それでも外部からの新規投資が必要とのことですから、実際に参入するのは並大抵のことではありません。
あくまでグリッドに並べる可能性が出てきたというだけの話でしょう。
新エンジンレギュレーションの問題点は、①自動車メーカーにとっては魅力が無く②独立エンジンビルダーにとってはまだまだ敷居が高い、というところにあるのでしょうね。
つまり技術的にもコスト的にも中途半端なコンセプトなのだと思います。
Source: Proposed new Formula 1 engine rules backed by Ilmor and Cosworth | bbc.com
ピレリは来季6つのコンパウンドを用意
ピレリがドライタイヤ用に今年用意したコンパウンドは、ハード、ミディアム、ソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトの5種類でしたが、来季はもう1つ追加されるようです。
新たに追加されるのはウルトラソフトよりも柔らかいコンパウンドとなります。
また、その他のタイヤも、全体的に柔らかくなるそうです。
つまり同じミディアムコンパウンドでも、来年用の方が柔らかくなるということになります。
タイヤチョイスに関しても、ピレリがコースごとに3種類のコンパウンドをピックアップし、その中で各チームがそれぞれのコンパウンドの本数だけ選ぶという現在のスタイルではなく、各チームが全てのコンパウンドの中から自由に選べる仕組みになるかもしれません。
ただしピレリは、トップチームはより硬いタイヤでも予選Q3に残れるため、決勝レースで彼らがさらに有利になると考えているようで、「タイヤのフリーチョイス」に疑問を投げかけています。
Source: Pirelli to add sixth compound to tyre range in 2018 | en.f1i.com
マッサ、来年は新しいことにチャレンジ
フェリペ・マッサは、まだ自分はトップレベルで競争できると考えているようです。
「ウィリアムズはとても居心地が良いし、僕はまだトップレベルのF1マシンで競争できるくらいの力はあると思っているので、心の片隅ではF1を続けたいと思っていた」とマッサ。
「しかし全てのストーリーには終わりがある。僕に後悔は無い」
来年に関しては「宣言するには早すぎる」としながらも、マッサ自身はまだ自分に競争力があると考えているわけですから、レースから完全に引退するという選択肢は無いでしょう。
おそらく既報の通り、来季はフォーミュラEに参戦すると思われます。
Source: Massa seeking “new challenge" | pitpass.com
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