デイリーF1ニュース(2017年10月21日)アメリカGPの優勝候補筆頭はレッドブルか

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本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • アメリカGP FP1・FP2の結果
  • アメリカGPの優勝候補筆頭はレッドブルか
  • リカルド「マックスの契約発表のタイミングに驚き」
  • ルノー、来季用エンジンのパーツを実戦投入

それではご覧ください。


アメリカGP FP1・FP2の結果

メルセデスルイス・ハミルトンが、FP1・FP2の両セッションを制しました。

FP1のタイムは小雨がちらつく中で記録されたものですが、FP2は完全なドライコンディション下でラップタイムとなっています。

ハミルトンを追うフェラーリセバスチャン・ベッテルは、FP2でスピンを喫した後マシンの不調を訴えましたが、チーム側が問題を特定できず、予防的措置としてシャシー交換を決定。
ベッテルはたった11周の走行で3番手タイムを記録したものの、明日以降に向けて不安の残る展開です。

マクラーレン・ホンダは好調で、FP1ではストフェル・バンドーンが5位、FP2ではフェルナンド・アロンソが7位と、いずれもビッグ3のすぐ背後につけています。

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アメリカGPの優勝候補筆頭はレッドブルか

今年のアメリカGPにおけるメルセデスのライバルは、フェラーリではなく、どうやらレッドブルのようです。

フリー・プラクティス2(FP2)での最速はルイス・ハミルトン(メルセデス)だったのですが、彼のタイムはウルトラソフトタイヤで記録されたものでした。

しかしレースの鍵を握るのはスーパーソフトタイヤのペースだと言われています。
そしてそのスーパーソフトでハミルトン以上に速かったのが、レッドブルなのです。

レッドブルのダニエル・リカルドは、スーパーソフトでハミルトンよりも0.2秒も速いタイムを記録しました。

また、最速タイムだけでなく、セッション中に最も長かったスティントのタイムでも、レッドブル勢の方が速かったようです。
FP2のハミルトンは、スティント序盤こそ速いのですが、後半になるとレッドブル勢よりも遅いタイムしか出せませんでした。

とはいえ、決勝までにはメルセデスもセットアップを仕上げてくるでしょうし、レッドブルがこのままの勢いで圧倒することはないでしょう。
ただしレッドブルが優勝候補なのは間違いありません。

Source: Red Bull’s super-soft pace could threaten Mercedes | f1fanatic.co.uk

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リカルド「マックスの契約発表のタイミングに驚き」

マックス・フェルスタッペンが、レッドブルとの契約を延長しました。
フェルスタッペンは2018年末までだった契約を2年間延長することに合意したので、彼は2020年末までレッドブルに残ることになります。
ちょうど今のエンジンレギュレーションが終わるまでですね。

一方、チームメイトのダニエル・リカルドは、契約発表のタイミングに驚いたようです。

「発表はかなり早かったと思う」とリカルド。「タイミングが唯一の驚きだった」

「(発表が)早い時期に起こったことには驚いたが、彼がチームにとどまったことに驚きはない。彼がチームに満足していることは知っているからね」

一方、リカルドは2018年末に契約が切れた後は移籍市場に出されると言われており、今後は難しい決断を迫られるでしょう。
リカルドは「車は常に平等」と言っていますが、チーム内での立場も今までとは変わってくるはずです。

Ricciardo: Verstappen deal surprising, but reflects confidence | en.f1i.com

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ルノー、来季用エンジンのパーツを実戦投入

ルノーニコ・ヒュルケンベルグのマシンに新しいエンジン・エレメントを投入したため、グリッドペナルティを課せられることになりました。

他にもトロロッソブレンドン・ハートレーや、レッドブルのマックス・フェルスタッペンも、やはり同様の事情でペナルティを受けることが決定しています。

「(新パーツは)全て内燃期間に関係している」と語るのは、ルノーのマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールです。

「2018年に計画している全てでないことは明らかだが、その方向性へのステップだ。パフォーマンスと信頼性の面で、健全なステップといえる」

「信頼性のより大きな問題は、電源ユニットの別の部分にある」

「特にERS(エネルギー回生装置)等のハイブリッド側に関しては、明らかに、われわれがやっていることにはまだ注意を払っている」

ホンダストフェル・バンドーンのICE(燃焼エンジンの部分)に、アップデートしたバージョンを投入します。
マクラーレンとの関係が切れるとはいえ、今季中に試せるものは試したいというのが、どのメーカーにとっても本音なのでしょう。

Source: Renault trialling 2018 development parts for its F1 engine in US GP | autosport.com

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前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年10月20日)アロンソがマクラーレンと契約更新。デイトナ参戦も?

翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年10月22日)ストロールとマグヌッセンにペナルティ

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