デイリーF1ニュース(2017年10月16日)アストンマーチンがF1からスタッフを引き抜く
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- アストンマーチンがF1からスタッフを引き抜く
- ルノー、パーマーの再就職を支援
- ボッタス、メルセデスのスイートスポットの狭さに苦戦
それではご覧ください。
アストンマーチンがF1からスタッフを引き抜く
アストンマーチンがスクーデリア・フェラーリからスタッフを引き抜き、F1に詳しい人員を強化したようです。
アストンマーチンはレッドブルと、ヴァルキリーというハイパーカーを共同開発しており、来シーズンからはレッドブルF1のスポンサーにもなります。
アストンマーチンのCEOであるアンディ・パーマーは、2021年以降のF1のエンジンルール次第であると条件を付けつつも、レッドブルがF1にエンジン供給する可能性を排除していません。
「(F1エンジンを作る)技術はあると確信している」とパーマー。
「私が最近雇用した人々の中には、フェラーリから来た人もいる。それはF1エンジンを開発する能力があることを意味している」
「問題は、それを実行する費用の上限が、アストンマーチンのような会社にとって手頃な金額かどうかだ」
2021年からのエンジンルールは10月31日に発表される予定ですが、その内容如何によっては、アストンマーチンやポルシェなどの新しいマニュファクチャラーが、F1に続々と参戦するかもしれません。
Aston Martin ramps up F1 expertise with ex-Ferrari staff | en.f1i.com
ルノー、パーマーの再就職を支援
ジョリオン・パーマーを放出したルノーですが、だからといってパーマーを完全に見捨てたわけではないようです。
「われわれは大きなグループの一員であるマニュファクチャラーであり、モータースポーツに関してはかなりのフットプリント(影響が及ぶ範囲)を持っているので、将来をサポートする機会もある」と語るのは、ルノーF1のマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールです。
「彼とは個人的な付き合いもあるし、彼の次のチャレンジをわれわれがどのように助けるかについて、ルノーの関心もある」
たしかにルノー日産グループは、フォーミュラEやIMSA、ブランパンGTやスーパーGTなどにも参戦していますから、パーマーのシートを1つ用意することくらいは可能なはずです。
しかしパーマーが、ルノーからの誘いを受けるでしょうか?
シーズン途中で放出という屈辱的な扱いをされたのに、ルノーが用意したシートに再び座るとは思えないのですが。
Source: Renault and Abiteboul willing to help Palmer move on | en.f1i.com
ボッタス、メルセデスのスイートスポットの狭さに苦戦
メルセデスのバルテリ・ボッタスは、日本GPで4位に終わったものの、マレーシアよりも進歩したと感じています。
鈴鹿で新たなセットアップを試したことで、メルセデスW08のスイートスポットを再発見できたからです。
「新しいアップグレードパッケージを使用し、私たちは全く異なるセットアップで日本GPに臨みました」とボッタス。「私はW08が持っている非常に狭い窓の中で、より多くを機能させることができたと思います」
「マレーシアでは正しくセットアップできなかったと思います。古いパッケージだけでなく、新しいパッケージであってもです」
「私たちは車をちょうど窓の中に入れることができました。私たちは間違いなく、主にエアロバランスに関するものを、パッケージを最大限に活用する方法を学びました。明らかに涼しい気温やサーキットのタイプによって異なります。サーキットのアスファルトもです」
メルセデスはシーズン序盤にもセットアップで苦しんでいましたが、そのときは主にハミルトンが、W08のスイートスポットの狭さに悩まされていました。
ところがシーズン後半となると、今度はボッタスの方がセットアップを決められず、苦戦するようになったのです。
なぜ立場が入れ替わったのかは不明ですが、多分ハミルトンは問題の解決策を知っているのでしょう。
鈴鹿で得た知見が、ボッタス復活の契機となれば良いのですが。
Source: Bottas unlocks Mercedes ‘very narrow window’ | crash.net
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