アストンマーティン ヴァルキリー パワーは驚異の1176馬力!

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こちらの車両は鮮烈な印象のオレンジ色を身に纏っている。

アストンマーティンのハイパーカーであるヴァルキリーが、ついに真の姿を現しました。
エクステリアデザインの95%が完成したという「ほぼ完成形」のヴァルキリーを、早速見ていきましょう。

更新情報

エクステリアのティザー画像を追加し、パワートレインの情報を更新しました。(2019/03/03)

パワートレインの項目に、エンジンサウンドの動画を追加しました。(2018/12/13)

エクステリアのティザー画像と、インテリアのティザー画像を追加しました。(2018/11/05)


アストンマーティン・ヴァルキリーの概要

エクステリア

フォーミュラカーのようにフロントウィングが付いている。
フロア下に空気を取り込むために、ノーズ下部はスカスカだ。
ルーフラインが美しい
サイドはF1のサイドポンツーンみたいだ。
上から見ると、ル・マンプロトタイプとGTの中間のようなフォルム
キャビンは思い切り良く絞り込まれている
リアディフューザーすらないテール周り。こんな車で公道を走っちゃっていいのだろうか?

エクステリアのティザー画像

新たに公開されたティザー画像。

白いサスペンションアームがおしゃれ。

こちらの車両は鮮烈な印象のオレンジ色を身に纏っている。

色分けのおかげで、キャビン後方の絞り込み具合がわかりやすい。

リアタイヤ前フロアのギザギザは、初期の画像にはなかったものだ。

初期の画像とはマフラー(リア中央ウイング下)の出口形状が異なっている。

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インテリア

シートはカーボンファイバー・タブと一体化したものを特注することもできる
左右のモニタは、サイドミラー代わりのカメラ映像を映すためのもの
F1みたいなステアリング。

インテリアのティザー画像

F1のように、つま先がお尻よりも高い位置に来るドラポジになるようだ。

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シャシー

カナダのマルチマチック社が製造するカーボンファイバー・タブが用いられています。
ちなみフォードGT用のカーボンファイバー・タブも、同じくマルチマチック社製です。

サスペンションには、レーシングカーのように長いアームを持つダブルウィッシュボーンが採用されています。
ダブルウィッシュボーン・サスペンションは、理論上は対地キャンバーの変化が無いとされていますが、アームが短いとストロークに対するアーム角度の変化が大きく(=ジオメトリ変化も大きく)なり、挙動が乱れやすくなるので、実際にはアームが長いほどグリップの変動は穏やかです。

ヴァルキリー最大の武器であるエアロダイナミクスは、最高速度で1816kgものダウンフォースを発生します。
車重はわずか1,030kgとのことですから、最高速で走行していればトンネルの天井に貼りつくことも可能、ということになります。

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パワートレイン


コスワース製6.5リッター・V12エンジンは、1014psを10,500rpmで発生します。
リッターあたり156馬力ですから、自然吸気エンジンとしてはこれ以上無いほどのハイチューンです。
トルクは7,000rpm時に740Nmをマークします。
最高回転数は11,100rpmです。

これだけのハイパワーユニットであるにもかかわらず、エンジン単体の重量は206kgしかありません。
なお、206kgという重量は、アストンマーティン One-77に搭載されているV型12気筒の半分だそうです。

そのハイパワーエンジンには、F1のKERSのような運動エネルギー回生システムが追加されています。
バッテリーに蓄えたエネルギーを、加速時のモーターアシストに使用するためです。
Rimacとの提携により開発された電気システムは、162ps・280Nmをアシストします。

エンジンとモーターの組み合わせにより、ヴァルキリーはシステム全体で1176ps・900Nmを発生します。
ケーニグセグ One:1の1メガワット(約1,360ps。ちなみに車重も1,360kgで、PWRは1)には及ばないものの、ヴァルキリーの車体の軽さを考えれば、信じられないようなハイパワーです。

しかしパワーの代償もあります。
ヴァルキリーのエンジンは、10万kmごとのオーバーホールを推奨されているのです。
そのたびにコスワースはエンジンブロックに亀裂が無いかをチェックし、ピストンとバルブを交換します。

強烈なパワーを受け止めるのは、リカルド製の7速パドルシフト付きギアボックスです。
駆動力は後輪に供給されます。
車重が1,030kgしかないため、ヴァルキリーのパワーウェイトレシオは約0.9という驚異的な数値です。
オートバイのスーパースポーツ並みの動力性能を持ちながら、レーシングカー並みのダウンフォースも有しているのですから、サーキットでのパフォーマンスは相当なものでしょう。

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価格・発売日

価格は250万ポンドです。
1ポンド=145円換算だと、なんと3億6250万円! 宝くじが当たっても躊躇する値段ですね。

台数はロードバージョンが150台限定、サーキット仕様が25台限定で生産されます。
予約もすでに開始されているようです。
これだけの性能に加えて希少価値もあるわけですから、中古市場に出回った際にはとんでもないプレミアがつくことになるでしょう。

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