デイリーF1ニュース(2017年10月20日)アロンソがマクラーレンと契約更新。デイトナ参戦も?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- アロンソがマクラーレンと契約更新。デイトナ参戦も?
- ハートレー、デビュー戦からグリッドペナルティ
- ハミルトン、NFLのQBキャパニックを賞賛
それではご覧ください。
アロンソがマクラーレンと契約更新。デイトナ参戦も?
フェルナンド・アロンソが、ようやくマクラーレンとの契約延長に合意しました。
契約は複数年と見られています。
両者は9月末までには合意すると言われていたのですが、遅れに遅れて、結局10月下旬になってしまいました。
契約が遅れたのはギャラの問題か、アロンソが複数年契約を求めていたことが原因でしょう。
マクラーレンは今年限りでホンダからの100億円以上ともいわれる資金援助を失うので、アロンソの40億円ものギャラを支払うことはできないはずです。
よって手厳しい減額交渉が行われたことは確実で、それが交渉を長引かせたのだと思います。
もう一つは、ランド・ノリスの存在です。
マクラーレンには、今年FIAヨーロッパF3でタイトルを獲得したノリスを、F1に引き上げたいという思惑があります。
ノリスのマネジメント企業は、エグゼクティブ・ディレクターのザック・ブラウンが所有する企業が担当しているため、ノリスをスターに仕立て上げて、ブラウン自身も一儲けしようとしているようなのです。
しかしアロンソが複数年契約を求めたことで、ノリスのF1昇格は2020年までおあずけとなってしまいました。
ここらへんの事情も、交渉を難航させたのだと思います。
そのアロンソが、来年のデイトナ24時間レースにエントリーするかもしれません。
ル・マン24時間レース参戦の下準備として、デイトナで「練習」する計画のようです。
また、ザック・ブラウンがユナイテッド・オートスポーツというIMSAのチームを所有しているので、デイトナ参戦はスムーズに行えるでしょう。
アロンソとともに24時間レースを戦うチームメイト候補には、前述のノリスや、ポール・ディ・レスタの名前が挙がっています。
Source: Alonso eyes Daytona 24 Hours as preparation for Le Mans | en.f1i.com
ハートレー、デビュー戦からグリッドペナルティ
ようやくF1デビューにこぎつけたブレンドン・ハートレーですが、デビュー戦からグリッドペナルティを課せられてしまいました。
ペナルティの理由は、トロロッソのエンジン交換です。
降格するグリッド数は、まだ正確にわかっていないものの、エンジン・エレメント(ターボやMGU-Hなど)の全てを交換するとなると、30グリッドの降格となります。
Hartley kicks off F1 career with a grid penalty! | en.f1i.com
ハミルトン、NFLのQBキャパニックを賞賛
アメリカンフットボールの最高峰であるNFLでは、一人の黒人クォーターバック(QB)の行動が、ちょっとした騒ぎになっています。
コリン・キャパニックは、サンフランシスコ・フォーティーナイナーズ時代にはスーパーボウルにも出場したQBです。
昨年キャパニックは黒人差別に抗議すべく、試合開始前の国歌斉唱時に膝をつくというパフォーマンスを行いました。
当時は白人警官の過剰な対応により、罪のない黒人が射殺される事件が多発していたためです。
しかし彼のその行動を、ドナルド・トランプ大統領が「国旗と国歌に忠誠を示すべきだ」批判したため、保守とリベラルの双方を巻き込んだ騒動となってしまいました。
キャパニックは昨年限りでフリーエージェントとなり、今シーズンはまだチームに所属していません。
しかしキャパニック以外の黒人選手たちが、国歌の流れる中で膝をつくという抗議活動を継続しています。
NFLの試合観戦に来たマイク・ペンス副大統領が、それを見て即座に席を立ち帰ってしまうなど、一連の騒ぎはまだ収まっていないようです。
メルセデスのルイス・ハミルトンは、コリン・キャパニックの勇気ある行動を賞賛しましたが、アメリカGPにおいて同様の抗議を行うつもりはないようです。
Source: Hamilton admires Kaepernick, but won’t take a knee | en.f1i.com
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