デイリーF1ニュース(2017年7月3日号)リカルド、オーストリアGPを語る 他
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- リカルド、オーストリアGPを語る
- ウィリアムズのFインディア打倒に現実味
- ハースのブレーキ問題はドライビングスタイルが原因?
それではご覧ください。
前日のデイリーF1ニュース
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翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年7月4日号)ベッテル、非を認め全面謝罪 他
リカルド、オーストリアGPを語る
レッドブルにとって、オーストリアはホームグランプリとなります。
チームオーナーにして、飲料メーカー・レッドブルの創業者である、ディートリヒ・マテシッツ氏の母国だからです。
「オーストリアGPでは、レッドブルのおもてなしを受けられます」と語るのは、前戦アゼルバイジャンGPで見事優勝したダニエル・リカルドです。「レッドブルのアスリートは大家族の一員なのだと、ハッキリ感じますね」
「トラックでもかなりクレイジーなことをしました。ラバーハンセン(革の半ズボン)のレーシングスーツを着るのは、何かヘンでしょ!」
「ええ、私たちはいつも食べ物にハマってます(笑) 本当に良いシュニッツェルを楽しみにしてるんですよ。新鮮なレモンとクランベリージャムを添えたシュニッツェルが大好きなんです」
しかしオーストリアGPにおいて、レッドブルが勝ったことはまだありません。
レッドブルリンクで勝つために、リカルドはどのように走るつもりなのでしょうか。
「オーストリアのようなパワーサーキットならばどこであろうと、長いストレートで最高のチャンスを得るために、コーナーをスムーズに立ち上がりたいと思っています」
「妥協するのはいつも空力パッケージですね。コースの中盤から後半にかけては、高速コーナーがあるのでダウンフォースが欲しくなります。しかしダウンフォースを増やすと、ストレートでの速度が伸びません。全体のバランスを取ることが重要です」
ルノーエンジンもわずかながらパワーアップしましたし、RB13の空力問題も修正されました。
何より、バクー市街地コースのような超ロングストレートを持つコースで勝ったわけですから、オーストリアでもリカルドに優勝のチャンスはあるはずです。
Source: Upbeat Ricciardo aiming for Red Bull home win in Austria | en.f1i.com
ウィリアムズのFインディア打倒に現実味
アゼルバイジャンGPにおいてランス・ストロールが3位に入ったことで、ウィリアムズはフォース・インディアとのポイント差を7縮めました。
両者の差はまだ42ポイントも開いていますが、ウィリアムズの最高技術責任者であるパディ・ロウ氏は強気です。
「ランスは自分自身を確立し、ここからの飛躍に自信を持っている」とロウ氏。「そして、十分な実行力を備えた2人のドライバーを有していることを、われわれは考慮している」
「シーズンのスタートは非常に厳しいものだったので、これは序盤には見ることができなかったものだ」
「それは2017年の残りの期間を、ガレージの両サイドで車と選手権ポイントを進展させる、素晴らしい体制にする」
バクーではフェリペ・マッサも好調で、リアサスにトラブルが発生するまでは、ストロールよりも良いペースで走っていました。
マシンが壊れなければリカルドと優勝争いしていたはずです。
Source: Williams set to hunt down Force India after Baku podium – Lowe | en.f1i.com
ハースのブレーキ問題はドライビングスタイルが原因?
バクーではケビン・マグヌッセンが大立ち回りを演じ、ハースF1チームにとって今シーズン最上位となる7位をもたらしましたが、ロマン・グロージャンは終始ブレーキの問題に苦しめられ、まったく冴えない週末となってしまいました。
グロージャンはシーズン序盤からブレーキのフィーリングに悩まされていて、別のブレーキメーカーの製品に交換したりしたものの、結局解決できずじまいでした。
ハースを率いるギュンター・シュタイナー氏は、ドライバー2人のドライビングスタイルの違いが、要因の1つであると認めました。
「ケビンのブレーキに問題が無かったわけではない。レースではリフト・アンド・コーストして走らなければならなかった」とシュタイナー氏。「ケビンのドライビングスタイルだと、問題を避けたり、ハッキリとわからないようにする運転を、より簡単にできる」
「ロマンのドライビングスタイルでは、ブレーキは完璧か、完璧に近いものでなければならない。現時点では、われわれのレベルはそこに達していない」
レイトブレーキングが得意なグロージャンと、早めにブレーキングを終えてターンインするマグヌッセンとでは、ブレーキへの依存度が異なるのでしょう。
依存度が高いグロージャンは、今後も苦戦が続くかもしれません。
Source: Steiner: driver style contributing to braking issues | en.f1i.com
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