デイリーF1ニュース（2017年8月22日号）パーマー「自分と車のポテンシャルは良い」

最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。

それではご覧ください。

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ルノー、次の2戦でエンジンをアップグレード

ルノーは次の2レース──スパ・フランコルシャンとモンツァ──において、エンジンをアップグレードする予定だそうです。

「スパとモンツァでは、新しいソフトウェアとハードウェアのアップグレードがある」と語るのは、ルノーエンジンのテクニカルディレクターであるレミ・タフィン氏です。

「モンツァではベンチマークとして、エンジンのランクを明確に把握できるだろう。トップ10に入ることができれば、次の2つのサーキット（シンガポールとマレーシア）は『パワーハングリー（パワーがそれほど必要無いという意味か？）』なので、良い結果になると思う」

「モンツァの後、われわれには多くのレースと多くのことがパイプラインに控えているため、次の2ヶ月は、2017シーズンを占う上で重要なものとなるだろう」

ルノーは小規模なアップグレードを繰り返すやり方を取っているため、ホンダの「スペック3」のような大幅な変化は起きないと思います。
ルノーエンジンの最優先課題は、信頼性の確保ですしね。

ただし信頼性が向上すると、ルノーはマクラーレン・ホンダにとってポイント獲得を阻む邪魔者になるでしょう。
ルノーのシャシーが大幅にアップグレードされたシルバーストン以降は、ニコ・ヒュルケンベルグが予選で「ビッグ3」の背後──つまり7番手──を確保することが多くなっているからです。

Source: Renault bringing engine upgrades at next two races | f1fanatic.co.uk

いまだノーポイントのジョリオン・パーマーですが、後半戦での巻き返しをまだ諦めていません。
残り9レースで結果を出せなければ、来季F1浪人となるのは確実だからでしょう。

そんなパーマーは気分をリフレッシュすべく、夏休みは登山をして過ごしたようです。

「僕はキリマンジャロ山に登ったんだ」とパーマー。「とても困難な道のりだったけど、大きな報酬もあったよ。1週間にわたり世界から切り離されたことで、見える景色ががらりと変わったのは良かった。僕は再び仕事に戻る準備ができている」

「これまでは難しいレースが続いたが、明らかに僕と車のポテンシャルは良い」

今シーズンの不調についてパーマーは、「昨年までとは全く異なる車」であるために「適切なセットアップが難しく」、「トラブル等で走行時間が短くなると」、いっそう酷い問題が発生してしまうからだとしています。

それにしてもキリマンジャロに登ることで、本当に休暇になったんですかね？
精神的にはともかく、肉体的には疲れ切ってしまいそうですが。

Source: Palmer: 'Definitely good potential from me and the car’ | en.f1i.com

今シーズンのフォース・インディアは、ここまでの11戦のうちモナコ以外の10戦でポイントを獲得し、9回のダブル入賞も果たしていますが、まだ表彰台に上っていません。

しかしスパ・フランコルシャン・サーキットは、フォース・インディアにとって験の良い場所です。
2009年にジャンカルロ・フィジケラが、チームがフォース・インディアとなってから初のポールポジションを獲得し、決勝では2位表彰台を獲得した、思い出の地なのですから。

「このチームにとって、スパは幸せな狩場だった」と語るのは、フォース・インディアのオーナーであるビジェイ・マリヤ氏です。「今週末には、いくつかの思い出を追加するチャンスがあると思っている」

「今シーズンはまだ半分を過ぎたところだが、残り9レースの見通しは明るい。スパと並んで、VJM10のスピードを発揮できるトラックがいくつかあるからね」

マリヤ氏自身は、インド本国に送還されるかどうかの司法判断を待っている瀬戸際の状況ですが、それとは裏腹にチームが絶好調なのは皮肉ですね。

Source: Mallya still targeting podium finish for Force India | en.f1i.com

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