デイリーF1ニュース(2017年7月19日号)マクラーレン、やっぱり来季もホンダ!?
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- マクラーレン、やっぱり来季もホンダ!?
- サインツ、結局トロロッソ残留か?
- フェラーリ、イタリアメディアから叩かれる
- ルノーF1代表「信頼性の改善が最優先」
それではご覧ください。
前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年7月18日号)サインツの移籍は金額次第!?
翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年7月20日号)FIA、来季からのHaloの使用を決定
マクラーレン、やっぱり来季もホンダ!?
ホンダとの関係解消に向かっていると言われていたマクラーレンですが、結局来季もホンダを使うことになりそうです。
マクラーレンのエグゼクティブ・ディレクターであるザック・ブラウン氏は、Sky Sportsの取材に対し、「メルセデスとフェラーリは、来年マクラーレンにエンジンを提供したくないと考えているようだ」という見解を示しました。
その理由についてブラウン氏は「彼ら(メルセデスやフェラーリ)はわれわれを近づけすぎたくないと思っている。それはわかる」と答えています。
ホンダについてもブラウン氏は「最終的には仕事を成し遂げるだろう」と語っており、批判一辺倒だったこれまでとは異なる態度を見せています。
ホンダの投入した新エンジン(スペック3)は、メルセデスやフェラーリとはまだまだパワー差があるものの、カスタマーメルセデスを積むウィリアムズとやりあえるくらいの戦闘力はあるので、マクラーレン側も手応えを感じているのでしょう。
ホンダからの資金援助もありますし、マクラーレンが来季もホンダを搭載する可能性は、かなり高いと思います。
Source: McLaren claim Mercedes and Ferrari don’t want to help with 2018 engine | skysports.com
サインツ、結局トロロッソ残留か?
早ければハンガリーGPからルノーに移籍すると言われていたカルロス・サインツですが、今年だけでなく来年もトロロッソに残留する可能性が高くなってきました。
サインツ本人が、トロロッソ残留を認めるようなコメントを出したからです。
「週末は(レッドブルファミリーと)一緒にテニスやバーベキューを楽しんだ」とサインツ。「クリスチャン・ホーナーと私が対戦して、(ヘルムート)マルコが審判だった」
「私たちは楽しい時間を過ごして、疑いは一掃された。そして私は来年も、レッドブルプログラムのトロロッソに所属する、レッドブルドライバーだ」
サインツは「トロロッソでの4年目は無い」と断言していたのですが、一ヶ月と経たないうちに前言を撤回してしまいました。
Source: Sainz clears the air with Red Bull, and learns | en.f1i.com
フェラーリ、イタリアメディアから叩かれる
イギリスGPではタイヤパンクチャーにより、セバスチャン・ベッテルが7位に終わったことで、ドライバーズランキングでもほぼリードを失ってしまったフェラーリに対し、これまでは賞賛一色だったイタリアメディアの手のひら返しが始まりました。
La Gazzetta dello Sportは「フェラーリの敗北は今季最悪」とこき下ろし、「イギリスGPはメルセデスが有利となるターニングポイントだったのではないかと心配しながら、フェラーリチームは帰国した。ここ3戦は難しいレースだったが、今回はとくに心配だ」と結んでいます。
Corriere dello Sportは「フェラーリは不調だ。フェラーリのパフォーマンスが弱まり続けている間に、メルセデスはトラブルを克服してしまった。マラネロは一からやり直さなければならない」と、やはり悲観的です。
しかしセバスチャン・ベッテルがイギリスGP後に語ったように、フェラーリのパフォーマンス自体は悪くありませんでした。
もちろんルイス・ハミルトンには手も足も出ませんでしたが、シルバーストンがハミルトンの得意コースであることを考えれば、悲観するほどの差があったとは思えません。
5番グリッドから凄まじい勢いで追い上げてきたバルテリ・ボッタスも、結局は自力でベッテルをオーバーテイクできなかったのですから、マシンパフォーマンスの差はほとんど無いと考えてよいと思います。
今はどちらのチームもタイヤを上手く使いこなせるようになったために、ギリギリのタイヤ戦略を取らないと、ライバルに対しギャップを築けません。
今回フェラーリに起こったタイヤトラブルは、攻めすぎた結果だと思います。
Source: Ferrari defeat chills partisan media in Italy | en.f1i.com
ルノーF1代表「信頼性の改善が最優先」
イギリスGPではニコ・ヒュルケンベルグが殊勲の6位入賞を果たしたものの、ジョリオン・パーマーは何とフォーメーションラップ中に油圧系統のリークでリタイアするという憂き目に遭ってしまったルノースポールF1。
マネージング・ディレクターのシリル・アビテブール氏も、信頼性の改善が最優先だと認めています。
「今日は2台の車が傷ついていたので、われわれは依然として信頼性に満足していない」とアビテブール氏。
実はヒュルケンベルグのマシンも、ストレートでいくらかパワーが失われていたのです。
「われわれはその弱点を知っているし、正しくする必要がある。率直にいって、われわれのプログラムの進捗状況からすると、ここまで苦労しなければならない理由はまったく無いんだ」
「パフォーマンスはわれわれの望む方向に進んでいる。焦点は信頼性だ。そこに焦点を当てなければならない」
ルノーはロードマップどおりに開発を進めることにこだわってきましたが、信頼性に関しては想定外の苦戦を強いられているようですね。
Source: Reliability at the forefront of Renault’s priorities – Abiteboul | en.f1i.com
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