アウディ新型A3 シャープな姿に生まれ変わったプレミアムコンパクト

Audiの新車情報

アウディA3が第4世代へとフルモデルチェンジしました。
VWゴルフ8の兄弟車です。

今回は新型A3の最新情報をお伝えします。

更新情報

市販バージョンのエクステリア画像と、市販バージョンのインテリア画像を追加し、パワートレイン価格の情報を更新しました。(2020/03/04)

プロトタイプのティザー画像を追加し、シャシーの項目を更新しました。(2020/02/08)

RS3のスパイショットを最新のものに差し替えました。(2019/11/01)

最新のスパイショットを追加しました。(2019/09/28)

RS3のスパイショットを追加しました。(2019/05/21)

予想CGを追加し、プラグインハイブリッド発売日に関する情報を更新しました。(2019/02/10)

スパイショットを最新のものに挿し替え、ページ内の情報を最新の内容に更新しました。(2018/12/01)

スパイショットを追加しました。(2018/08/09)


新型A3(4代目)の最新情報

エクステリア

新型A3のスパイショット

新型A3のテストカー

端っこが下側に突き出たヘッドライト形状は、SUVのe-tronのような感じだ。

やや尻下がりなルーフライン。フロントオーバーハングは結構長め。

参考画像として、3代目 A3 e-tron(2017)こちらのルーフラインは水平だ。

新型A3は明確なショルダーラインを持ち、力強い印象だ。

コンパクトにまとめられたテールエンドがスポーティだ。

4代目A3は、尻下がりなルーフラインと、力強いショルダーラインが特徴です。
フロント周りはハニカム・グリッドを持つシングルフレームグリルなど、基本的には現在のデザイン言語を踏襲しているようですが、三角形のデイタイムランニングライトは、これまでのアウディ車で見たことがありません。

最新のスパイショット
ほとんど擬装されていない状態で公道テストを行う新型A3

3代目よりも低く見えるので、スタイリッシュな印象だ。

ルーフはやや尻下がり。キャラクターラインはほぼ水平だ。

リア周りの印象は3代目とあまり変わらない。

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新型RS3のスパイショット

新型RS3のテストカー

オーバーフェンダーを装着しているが、あくまで暫定仕様のようだ。

フロントバンパーのエアインテークはRS3用に拡大されているようだ。

フロントブレーキキャリパーの巨大さが目を引く。

ルーフスポイラーは意外と小さめ。

マフラーはオーバルテールパイプを左右出し。

新型RS3のエンジンに関しては、パワートレインの項目をご覧ください。

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プロトタイプのティザー画像

新型A3プロトタイプのティザー画像

ボディ側面にはquattroの文字。フォントがかっこいい。

ハッチバックだがスポーティーなフォルムだ。

クアッドエキゾーストを装着している。S3のプロトタイプなのだろうか。

以前「Sportbackの名称はリフトバック・クーペに使われる」という情報があったのですが、今回公開されたプロトタイプの車名は、これまでと変わらず「A3 Sportback」となっています。
リフトバック・クーペの計画が消滅したのかはわかりませんが、車名が変わることは無さそうです。

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予想CG

AutoBildの予想CG

AutoBildの予想CG

AutoExpressによる予想CG

AutoExpressによる予想CG

最新のスパイショットに基づいて作成された予想CGです。

市販バージョンのエクステリア

新型アウディA3

顔つきは基本的にこれまでのアウディ顔を踏襲している。

マトリクスLEDヘッドライトを装備。目つきは鋭い印象だ。

ボンネットは筋肉質な造形となっている。

ボディ側面には彫刻のようなカットが入っている。

リア周りもキープコンセプトだ。

ルーフラインの傾斜も小さく、実用性を重視したデザインとなっている。

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インテリア

新型アウディA3のインテリア

メーターはバーチャルコクピット。HUDも搭載されている。

ダッシュボードは完全新設計。インフォテイメント用ディスプレイはセンターコンソールに統合された。

エアコン吹出口はどことなくランボルギーニ風だ。

ドアトリム。ソフトパッドの使用面積は少なめ。

電動パーキングブレーキのボタンはセレクターレバー手前に移された。

後席の足元は広々としている。頭上空間も十分にありそうだ。

後席を倒してもフラットにはならないようだ。

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シャシー

シャシーはゴルフ8と同じく、最新型のMQBプラットフォームです。
このMQBはこれまでのものよりもさらに軽量で、ゴルフ8では70kgの軽量化が見込まれています。
新型A3でも、同等の軽量化が期待できるでしょう。

新しいquattroシステム

新しいquattroシステムの模式図

電気油圧式のマルチプレートクラッチを基盤とする、新しいquattroシステムを搭載しています。
前後重量配分を改善するため、クラッチはリアデフの直前(つまりプロペラシャフトの後端)に搭載。
状況に応じて後輪に最大100%のトルクを配分します。

電子トルク配分制御は、アウディドライブセレクトダイナミックハンドリングシステムと統合されており、サスペンションのセンサーから路面状況だけでなく、ドライビングスタイルも把握して制御を行うそうです。
例えばドライバーが素早くステアリング操作をすると、スポーティーなドライビングスタイルだと判断し、後輪へのトルク配分が多くなるように切り替わります。

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アダプティブサスペンション

アダプティブサスペンションの模式図

アダプティブサスペンションも、アウディドライブセレクトと統合されています。
「Auto」「Comfort」「dynamic」の3つからモード選択可能です。

センサーはボディの垂直加速度と、個々のホイールの関連性を測定。
コントロールユニットが信号をミリ秒単位で処理し、各ダンパーを道路状況、運転状況、ドライバーの要求に合わせて調整します。

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プログレッシブステアリング

プログレッシブステアリングの模式図

ステアリングギア比が可変するシステムです。
ステアリングを小さく動かすとギア比がダイレクトになり、ステアリングを大きく動かすとアシスト量が大きく(=操作量が小さく)なります。
ロックトゥロックは2.5回転で、ステアリングセンター付近のギア比は14.3:1です。

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ボディタイプ

3ドア廃止

新型A3には、3ドアハッチバックが用意されません
その理由は販売不振のためです。
ちなみに2017年に生産された3ドア・A3は、たったの7,818台でした。
同年の5ドア・A3の生産台数が167,741台だったことを考えると、廃止もやむを得ないと言えるでしょう。

新型A3セダン

4ドアセダンに関しては、新型でも継続となります。
後部座席とラゲッジスペースの広さが拡大されるそうです。

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パワートレイン

発売初期のラインナップは、1.5リッターTFSI(150ps)と、2.0リッターTDI(116ps, 150ps)のみです。
最初は前輪駆動車のみのラインナップですが、後にquattroも追加されます。
トランスミッションは6速MTか7速DCTとなります。

48Vマイルドハイブリッド

ゴルフ8と同じく、48ボルトのマイルドハイブリッドも追加されます。
マイルドハイブリッドの有り無しが選べるのかは不明ですが、ラインナップされるのは確実です。

プラグインハイブリッド

新型A3のプラグインハイブリッド(PHEV)には、64km以上のEV走行が可能な、新世代のパワートレインが搭載されます。
これは最新版のMQBプラットフォームに対応したものです。

PHEV ≠ e-tron?

新型A3のPHEVモデルに、「e-tron」のバッジネームが使われるかどうかは不明です。

アウディはe-tronをEVのブランドネームとして統一しようとしているので、プラグインハイブリッドは別名称になる可能性もあります。

RS3

新型RS3は、ライバルであるメルセデス・ベンツ新型A45 AMGが420psとなることに対抗すべく、現行の2.5リッター・直列5気筒ターボに、さらなるチューニングを施して搭載すると言われています。

以前は直4ターボに置き換わるとの情報が流れていたものの、現在では直5ターボをキャリーオーバーするという説が有力です。

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エレクトロニクス

自動運転が搭載される可能性が高いと言われていましたが、初期モデルには搭載されていないようです。
搭載されるとしても、後に登場する上級グレードになるでしょう。
新型A8では、レベル3自動運転が世界で初めて実用化されましたが、新型A3のものがレベル3かは不明です。

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新型A3(4代目)の価格・発売日

新型A3の発売は2020年です。
新型RS3の登場は2020年末になるでしょう。

欧州での価格は28,900ユーロ(ガソリン車)からだそうです。
記事執筆時点のレートで単純換算すると、約346万円となります。
また、初期の購入者は「Edition One」と呼ばれる豪華仕様の限定モデルを選択することもできるそうです。

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