人手不足解消に自動運転車で宅配!? ドミノピザの新たな挑戦!
あなたはピザーラ派ですか? それともドミノピザ派?
もしくはピザハット派もいるかもしれませんが、筆者はドミノピザをよく利用します。
クーポン等の値引きが充実しているので、ついついドミノに引き寄せられてしまうのです。
そのドミノピザがフォードとタッグを組み、自動運転車でピザを宅配するという実験を開始します。
日本ではなくアメリカ・ミシガン州での話ですが、実験とはいえ、ついに自動で宅配が行われる時代がやってきたわけです。
今回はドミノピザとフォードが行う実験内容の詳細と、自動運転車による宅配がもたらす未来についてです。
自動運転車によるピザ・デリバリー
宅配に使われる車両は、フォード・フュージョンです。
NASCARにも参戦している(ガワだけですが)ので、ご存知の方も多いでしょう。
ちなみにこのデリバリー用のフュージョンを製作したのも、NASCARに参戦しているRoush Enterprisesだったりします。
ピッツァ・エクスプレスとなるフォード・フュージョンのリアシートには、ピザを温かいまま保つ「ヒートウェーブ・ストレージ・コンパートメント」が設置されています。
ドミノピザの従業員はリアウィンドウを下ろして、焼き立てのピザが入ったパッケージを、コンパートメントの上に置くだけでOKです。
後は自動運転車が勝手に運んでくれます。
顧客はどのように受け取るのか?
ピザを注文した顧客は、自分のピザを運んでいる自動運転車の現在位置を、スマートフォンアプリで追跡できます。
そうして自宅までピザが運ばれてくると、スマートフォンアプリにキーロックの解除コードが送られてくるので、フォード・フュージョンのCピラーに設置されているタッチパネルを操作し、解除コードを入力します。
するとリアウィンドウが下りて、中にあるピザを取り出せる仕組みです。
顧客が家の外に出なければならないため、雨の日などはちょっと面倒くさそうですが、意外と手軽に利用できそうですよね。
自動運転車による宅配がもたらす未来
日本ではピザの価格が高いです。
海外と比べても明らかに高い。
なぜ高いのでしょう? ちょっと調べてみました。
まとめると、
- デリバリースタッフを常に待機させておく必要がある
- そのためデリバリーの人件費がかかる
- でもオーダーが入りすぎるとデリバリーしきれない
- しかし枚数を売らないと利益を出せない
- そこで価格を高く設定し、「利益が出て」かつ「デリバリー可能な注文数」に抑えている
ということになります。
自動運転車による宅配で、激安宅配ピザの時代到来!?
自動運転車でピザを宅配しても、デリバリースタッフの代わりに車両を用意しなければならないので、イニシャルコストは今まで以上にかかるようになるでしょう。
また、オーダーが入りすぎるとデリバリーしきれないという問題もそのまま残ります。
しかし自動運転車なら、注文を待つ間に発生していた、デリバリースタッフの人件費はかかりません。
また、バイトを雇うために求人広告を出したり、労務管理する手間も省けます。
つまり自動運転車で宅配すれば、確実にコストを減らせるのです。
激安宅配ピザが登場するのも、そう遠いことではないでしょう。
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