デイリーF1ニュース(2017年9月7日号)リカルド「マクラーレンは他のエンジンにすれば速くなる」
最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース。
本日のヘッドラインは以下のとおりです。
- リカルド「マクラーレンは他のエンジンにすれば速くなる」
- Haloは冬のテストに間に合わない!?
- F1新チームのオファーは無し
それではご覧ください。
リカルド「マクラーレンは他のエンジンにすれば速くなる」
ホンダエンジンでなければ結果を出せるはず……と考えているのは、マクラーレン関係者だけではなさそうです。
レッドブルのダニエル・リカルドは、マクラーレンのシャシーデザインは優れていると考えています。
「残念なことに、ホンダエンジンはマクラーレンのマシンを速くすることができなかった」とリカルド。「マクラーレンはルノーなど他のエンジンを搭載すれば、車自体は良さそうに見えるから、自ずと速くなると思う」
来季マクラーレン・ルノーとなった場合には、レッドブルと同じエンジンとなるわけですから、両チームのシャシーが比較される機会も増えるでしょう。
マクラーレンとレッドブルのどちらが優れているのか、ちょっと見てみたいですよね。
ちなみに筆者はレッドブルが勝つと思ってます。
Source: Ricciardo: 'McLaren would be faster with any other engine’ | en.f1i.com
Haloは冬のテストに間に合わない!?
FIAが頭部保護デバイスHaloの採用を今季途中に決定したことで、混乱が広がっています。
フォース・インディアのテクニカル・ディレクターであるアンドリュー・グリーン氏によると、2018年2月26日から開催されるバルセロナテストに、Haloを装着した新車が間に合わない可能性があるというのです。
「冬のテストに挑むにはかなり苦労するだろうね」とグリーン氏。「Haloを装着した新車が完成しないというのは大きなリスクだ」
「FIAは、車両装置と競争装置(おそらくHaloのこと)の一般的レイアウトについては教えてくれたが、シャシーテストの設定はすべて欠落している。シャシーテストの承認はわれわれに欠けているものだが、それはシャシーをデザインする上でも欠けているものなんだ」
グリーン氏によると、空力的にはHaloの影響は限定的とのことですが、どのようにシャシーの安全性をテストするのかについて全くわからないというのは、かなり問題ですね。
FIAがなぜ唐突にHaloの導入を決定したのかはわかりませんが、準備期間が足りてないのは明らかです。
Source: F1 2018: Will Halo introduction cause teams to miss winter testing? | skysports.com
FIA会長「F1新チームのオファーは無い」
F1の新オーナーとなったリバティ・メディアは、停滞するF1を改革すべく、分配金の配分方法をより公平なものに変えるという方針を打ち出しました。
中国系の投資ファンドなどはその動きを好感し、F1への新規参入に興味を持っていると報じられていたのですが、FIAのジャン・トッド会長によると、現在のところ重大なオファーは無いとのことです。
「ハースがF1に来たときに、それが真剣なオファーであることがわかると、私たちは彼らの関心を理解し、応札した」
リバティ・メディアも当初は鼻息が荒かったのですが、最近は2021年からのエンジンレギュレーションの話ばかりで、分配金の話はさっぱり聞かなくなりました。
せめて具体的な分配比率の目標くらいは発表しないと、新規参入するチームは今後も現れないでしょう。
例えばサッカーのプレミアリーグだと、海外放映権料は20クラブ均一に分配されます。
国内放映権料も、その50%は均等配分です。
平等な分配により混戦が演出され、視聴者が増えることで、また放映権料も増えるという好循環が生み出されています。
F1も「放映権料の2/3は均等配分」などというように、明確なビジョンを示すべきです。
Source: F1 has no “serious offers" from new teams – Todt | motorsport.com
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